日本の核兵器製造能力 1/3
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- 2011/08/17 06:18:24
日本の核兵器製造能力 1/3
前エントリー「わが国の核政策史」の続編です。
槌田氏の2002年10月14日、盛岡での講演録からの抜粋です。
多くの日本人は、日本の核武装はアメリカが許さないと考えています。
しかし、アメリカはすでに方針を変更しています。
日本がアメリカの管理のもとに核兵器 を作ることを許しています。
そのことは、高速炉『常陽』と『もんじゅ』の使用済み燃料を再処理する技術を
アメリカは日本に売ったことで明らかです。
【日本の核兵器製造能力】
核兵器は2種類あります、ひとつは広島型の原爆、これはリトルボーイ(小さな男の子)と呼ばれています。
これは長さ5メートル程度の大砲をそのまま用い ます。
大砲の底に爆薬を詰め、その上に高濃縮ウランの円柱の弾を置きます。
大砲の先端は分厚い鋼鉄で覆い、その中に高濃縮ウランの円筒を置きます。
そこ で、この爆薬に点火するとウランの円柱は弾となって飛び、ウランの円筒の中にはめ込まれます。
そうすると核分裂反応が臨界になり、核爆発するのです。単純 な爆弾です。
この広島型原爆はあまりに簡単な構造ですから、不発弾になることはありません。したがって核実験は必要ありません。
簡単で爆発は確実という爆弾です。
し かし、ウラン235の濃縮度60%を超える軍用ウランを数10キロも濃縮するには大量の電力が必要です。
だからアメリカはこの爆弾を終戦直前に一発しか用 意できなかったのです。
それも最後のウランのひとかけらが届いたのは広島に投下する2日前で、テニアン基地でこの原爆を現地組み立てしたといいます。
蛇足ですが、北朝鮮にはこのウラン原爆を作る能力はないと思います。
電力が不足しているからです。
そこで日本と韓国が重油や電力供給すれば、それでウラン原爆を作ることになるでしょう。
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・日本の核兵器製造能力
http://sun.ap.teacup.com/souun/53.html
http://www.asyura2.com/0610/senkyo27/msg/1056.html
http://blog.goo.ne.jp/yudonoyama/e/f05f5343397afe53e39624304bd3215a
・わが国の核政策史 その1
http://sun.ap.teacup.com/souun/50.html
http://www.asyura2.com/0610/senkyo27/msg/1046.html
http://blog.goo.ne.jp/yudonoyama/e/5cdb1d3e0983a29555d13f96a689d776
・わが国の核政策史 その2
http://sun.ap.teacup.com/souun/51.html
http://www.asyura2.com/0610/senkyo27/msg/1054.html
http://blog.goo.ne.jp/yudonoyama/e/37ccf03617ccc51fdc16acd7f36ea17e
わが国の核政策史 その3
http://sun.ap.teacup.com/souun/52.html
http://www.asyura2.com/0610/senkyo27/msg/1055.html
http://blog.goo.ne.jp/yudonoyama/e/ad430dc4f597786a40cecd08e85f9bff