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Spellbinder


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Spellbinder

この国の崩壊要因のひとつがマスメディアの背徳であることは語るまでもありません。そもそも現与党が消費税率の据え置きを公約に掲げ政権を奪取したにもかかわらず、報道は増税強行グループを賛辞し、国民付託のマニフェストを実践する民主的グループを造反者として糾弾しているのですから、むしろメディアのレゾンデートル(存在意義)が民主主義の破壊でありファシズムの唱道と言えるでしょう。

換言するならばプロパガンダ装置として本質が露呈しているのであり、直言するならばSpellbinder(扇動者集団)として原点へ回帰しているわけです。記者クラブ、新聞再販制度、公共電波の寡占など、小沢一郎がマニフェストに掲げたこれらクロスメディアの権益解体が弾圧のモチベーションであり、攻撃の過激性を増幅させていることは語るまでもありません。

この国のあらゆる「事実」はジャーナリズムの私欲によって歪められているのであり、System(支配)に発生するAnomaly(反逆)はTool(報道)によってDebug(排除)されるFlow(宿命)にあるわけです。

「日本新聞協会」は国民経済のコンテクスト(文脈)を粗暴に無視し、税率引上げの正当化言説を流布したにもかかわらず、宣伝工作の見返りとして5%枠の軽減税率を要求しているのですから、公共性など完全に破綻しているのであり、人格性はPSYCHOPATH(精神障害者)のレベルに崩壊していると言えます。

くりかえし叙述したとおり、自分は1年ほど全国紙系列の広告代理店で編集長として勤務していたのですが、就任当初から「読者の知的レベルに合わせ、低劣なモノを作れ」という命題が下されていました。かくもマスメデティアは国民の知性を冒涜しているのであり、内在論理とは反知識主義よる隷従と支配者集団の絶対であり、つまるところ人間社会の等質化と反逆者の知覚不能に他なりません。

以上のブリーフィング(概略説明)をもって元編集者の立場から警告しますが、つまり新聞購読とは「金を払い洗脳される行為」に等しいわけです。NYタイムズのJ・スウィントンによるスピーチのとおり、ジャーナリズムとは事実を破壊し、知覚を歪め、民衆を売り渡す行為なのであり、報道者とは「知性の売春婦」なのであり、人間の顔に唾を吐きかけながら理想社会を語る欺瞞者に他なりません。

ヨゼフ・ゲッペルス率いるプロパガンダ集団は、国家社会主義というイデオロギーによって国民思想の平準化を達成し、この社会では多元的なメディア工作が裸形のファシズムを歴史循環の輪に再興させています。

「感情的かつ女性的に物事を考え、複雑な思考よりも単純なスローガンを好む」とアドルフ・ヒトラーが洞察を募らせたとおり、大衆の知的本質は普遍なのであり、我々は無効化されたこの国の法体系を、ナチス・ドイツへの全権委任により終焉したワイマール憲法のメタファーに見出すのかもしれません。

原発事故は国家の暴力本質を剥き出しにしているのですが、根底にあるものは社会資本の寡占というモチベーション(動機性)であり、汚染食物の流通あるいは児童の疎開拒否など、全ては財政システムと利権構造の保全にむけた賠償回避行動に他なりません。

生命は粗暴に扱われ低廉化し、国民層と支配層の二項対立は軋みを増し、反逆者のノード(接点)は破壊され、抑圧はやがて鎮圧へと発展して行きます。あらためて資本主義の定義とは、「投下資本の利回りが最大化するよう、国家が法律とインフラを整備する」という、僅か30数文字に集約されるシンプルな教条に過ぎないわけです。

むしろ我々のイデオロギーはヒューマニズムと相克するのであり、利潤増殖は国民生命よりも優先するのであり、被爆地に数十万人の児童を放置する棄民政策ですら経済合理の発露と言えるでしょう。疎開を求める未成年者の嘆願を予算不足として拒絶しながら外国支援を実践するという倒錯は、政治者が人間生命よりも私的利潤を命題としている証左に見なすべきです。

国家がカタストロフィへ対峙する最中、すでにODA(対外援助)から14兆円もの公的資本を拠出しているのですが、国政議員らがインセンティブ(仲介手数料)として内1%の莫大な金を手中にするという悪徳は暴かれることもありません。「概念の数量化」という思考運動が透明なファシズムによってTABOO(禁忌)とされ、国民は自国キャッシュフローの錯誤に言及する知性すら逸失しているわけです。

つまるところ政権運営とは純粋なビジネスモデルなのであり、意思決定すらも市場原理に委ねられているのであり、我々の知覚認識は壮大なマーケット・イリュージョン(商業幻想)によって原型を留めないほどに歪められています。



独りファシズム 様
2012/07/16 00:05
http://alisonn.blog106.fc2.com/blog-entry-323.html

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