...memo

【朝のメッセージ】NHKがブラックNHKである事を証明した焼身自殺事件

　　世界一の民度の高い(?)日本国民の間で焼身自殺という行為は極めて稀だ。調べてみると、1967年首相官邸前、1969年国会議事堂前、1975年嘉手納基地前で起きていた。場所から言って焼身自殺の目的はすぐ分かる。
　　今回の事件は約40年ぶりという事になる。多くの日本国民にとっては初体験だったろう。今回は新宿駅の周囲で非常に目立つ場所だった。それ故多数の画像映像が撮られている。40年前とは社会の情報革命度に天地の差がある。ケータイカメラで事件の一部始終が撮られていた。焼身前の演説部分の画像もハッキリ撮られていて、身元判明は容易だろう。

　　もしこの事件をNHKが夜7時のニュースでトップニュースで伝えたりしたら、国民的影響は非常に大きくなる。何故なら焼身の理由が安倍の集団的自衛権推進に反対するものだったからだ。国民の大多数は安倍に反対している。そんな国民感情と合致して反対行動・反対感情が激しくなる事は疑いない。民放テレビはそこそこ事件の概要を伝えたようである。しかし、だからこそNHKは伝えなかったという事だろう。事件があった昨日は日曜日で、大越の9時のニュースは無かった。7時のニュースと8：45のニュースがチェック対象になる。どちらもスルーだったようである。民放テレビの報道はアリバイ作り目的だろう。民放テレビのごく短時間の報道なら大した影響は無い。7時のNHK定時ニュースだと影響は大きい。国民に寄り添うNHKならこの事件はトップ扱いになるだろう。国民が非常に不安視している安倍の行動に対する焼身自殺の抗議は、国民の声の炎の具現化であり、報道価値は極めて高い。

　　社会的事件はその時の社会事情を象徴する。何故人一人が焼身を図るのか。その裏には個人の問題を超えた社会の問題がある筈である。焼身自殺というのはそういう性格のものだ。社会の問題が人一人を焼身に追い遣るのである。そりゃあ個人的部分も大いにあるだろう。しかし、焼身は一度しかできない抗議行動だ。自分の存在・命を懸けて一度だけ社会に訴える行為には、すべての人に通じる凄まじさがある。このニュースに触れて心を揺さぶられない者はいない。焼身自殺にはそこまでの強烈な真実性がある。誰しも社会に訴えたい事がある。それが様々な行動を生む。しかし、誰も焼身など考えない。そこまで発想する者はいない。勇気の問題かどうかは微妙だが、何れにせよ焼身という行動は人間が取り得る抗議行動の中で次元を超えた真実性がある事だけは疑いない。

　　焼身自殺＝抗議 である。安倍のやり方に抗議した事が一挙に分かる行為であった。NHKは国民のこの抗議の声を伝えなかった。伝える事による政治的影響を恐れた。事件の背後の社会的事情に蓋をしたNHKであった。NHKは皆様のNHKではなく、安倍様のNHKである事を自己証明した。仮にの話、焼身自殺事件が立て続けに起きたら、事件報道に追い込まれる。まだ1人の例外的事件と見て報道しない事を決定した。焼身自殺事件の本質を歪めた訳である。NHKは焼身自殺をあと2，3件必要と見たのだろう。

　　おそらく今朝の新聞もこの事件をNHKと同じように扱っただろう。民放テレビの速報的扱いはアリバイ作りに過ぎない。朝刊各紙の扱いがみものだ。何れにせよ、日本のマスコミの本性を暴き出す焼身自殺事件であった事は間違いない。


ryuubufanのジオログ
2014/6/30(月) 午前 10:56
http://blogs.yahoo.co.jp/ryuubufan/67239881.html

.
.
...