Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


別れの風鈴


「さようなら」と「じゃあまたね」とどちらを選べと言われたら

後者を選ぶに違いない
でもあの日の私たちに
「じゃあまたね」は来なかった
「さようなら」なども入りこむ隙間は無かった


こんなに近くにいるのに
心が読めないなんて
もう「またね」は言えない
季節がこっそり
足元を流れていく


ジグゾーパズルのように
組み立てられるものだった
似たような形をしていても
絶対そこにははまらない
二人の恋もそうだと思った


あなたの心はどんなだろう
私を失って気落ちはしていないだろうか
やり通せなかったのか
今でもあなたの胸を求めて
こんなに震えているのに


好きだった 本当に好きだった
愛しすぎたのだろうか
あなたの重荷になったのだろうか
一言いってほしかった
でも言えはしないだろう


どこかで風鈴の音が聞こえる
小さな姿で一生懸命鳴らしている
そんな日が私にも来るのだろうか
その音を耳でふさいでいても
いつかその手を離すのだろうか




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