Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


片恋


夜汽車に乗って
都会を後にした
列車の中の電灯で
私の顔が窓ガラスに映る
一体どこに行くんだろう


あてもない列車の切符
どこへ降りるかもわからない
どんな所かもわからない
こんな旅があなたとしたかった
そう思っていたのに


例えば小さな家の明かり
その中には何が詰まっているのだろう
時には泣き顔
時には笑顔
幸せを詰めたそこここに


そんな場所が欲しかった
あなたと二人で作りたかった
それは私だけの間違い
独りよがりの夢なんて
決して叶うことなどない


ああ 過ぎていく時よ
何が手のひらに残るのだろうか
あの人の微笑みも温もりも
私の手からするりと落ちて
別の誰かに抱かれて行く


もういいと言いながら
まだあなたの後を追って
繋がりたい気持ちが離れない
でももうそれはできない
私のあなたではないから


夜汽車はいつか駅に着く
旅はいつか都会に帰る
あなたの住む都会の街へ
私の働く都会の街へ
そうして果てない愛が続く

アバター
2019/05/15 08:30
セカンドさま
コメ、ありがとうございます。
人は悲しいことがあると、都会を離れて行きたいもの。
でも都会でしか生きられない私たちは、そこでため息をつくのでしょう。
アバター
2019/05/14 23:35
車窓から後ろへ後ろへとと流れていく
次第に小さくなっていく景色を眺めていると

過去へ過去へと時が流れていく感じがします
叶わぬ恋が遠ざかって行く感じにも・・・

竹内まりやの「駅」を思い出しました
中森明菜の「駅」もいい感じです



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