転けた時に手をついたら、親指が痛いと行ってきた女の子
「折れてないけど、その内、骨剥がれそうだね。今、病院行く？それとも、帰ってから行く？」
担任「行かないっていう選択肢と折れたっていう選択肢は？」
「無いなぁ〜」
そんな担任と保健室の自称女神こと林檎の会話に子供は固まる。
A「折れてるん？」
「うんん。今んとこ、捻挫。そのうち骨剥がれて剥離骨折ちゃうん？決めるのはお医者さんやけど良い感じの腫れ方よ？」
ちーんっとなる子供にお茶を差し出す。
「まぁ、一服してお母さんにどうしたいか相談やな」
担任「電話してきます」
血胸、すぐに行くことになり。
「教頭さーん」
「はいはい」
「あのね。なんか、剥離骨折候補生がいてて、お母さんと病院待ち合わせなんで行ってきますね」
教頭「あ、はい。え、折れてるん？」
「だから、そのうち剥がれるんちゃいます？」
教頭「剥がれなくして」
「では、誠心誠意心を込めて。合唱」
教頭「早よ(病院)いけ」
「Aちゃんの給食、残しておいて下さいね？」
教頭「分かった」
「私のも無いと拗ねますからね？」
なんてアホな会話をしながら病院へ。
結論、レントゲンの結果、はやり今の所は捻挫。しかし2〜4日で剥離骨折になるかもという見解。
そして、子供と再び母親と病院で別れて学校に戻る。
母親「じゃあ、また、3時間後」
「はい。お任せ下さい」
A「えぇー」
母親「給食食べておいで。迎えに行くから」
「お母さんの顔見たら、帰りたい気持ちは分かるけど行こうか」
っと会話を済ませ一応、手を固定した子供と学校へリターン。
教頭「手が強そうになってる」
「ガンダムっぽいですよね」
ジムのお姉さん「パンチしたらあかんで」
A「せぇーへんよ！！」
そんな会話をして彼女は教室へ。

後日。
母親「担任の先生から保健室の先生が今は折れてないけど、そのうち骨剥がれて剥離骨折なるから。午前診察か午後診察かどっちに病院行きます？言ってるって言われた意味がよく分かりました。骨って剥がれるんですね」
「剥離骨折になっちゃいました？ご苦労様です」
教頭「保健の先生からの電話が1番、怖いですよね」
「優しいです」
働いて怖いとか理不尽だわとは心の声笑笑