Nicotto Town


気ままなブログ


保健室の日常

個人情報がのせれたら、本当に面白いのにとは心の声。

a君
1週間に1〜3人は絶対に人を泣かせる荒くれ者。
彼が怒られてる姿を見ない週はない。
やられた子供が保健室に来て、名前が上がるために「またかよ。あー、悪気はないと思うから先生怒っとくわな(担任の先生にチクって怒らせとくわな…心の声)」

そんなa君が暑くも寒くもない時期は保健室のドアは全開。
2日に1度は廊下のスノコに休憩時間が終わるチャイムがなってから1分ほど立ち寄る。保健室の中には入ってこないし、長居もしない。
「どしたーん?」
「靴についた砂払ってるだけ」
「そっかー。運動場ではらっといてや、掃除当番さんが大変やわ」
「いやや」
「残念やわー。はははっ」

「暑くなってきたなー。一応聞いとくわ。なんかご用?」
「休憩してるだけ」
「ですよねー。好きなだけ休憩していき」
「えー!教室行けって言えよ」
「めんどくさい」
けらけら林檎は笑う。

「a君っ明日は内科健診あって女の子が恥ずかしいから午前は立ち寄らんとってもらっていい?」
「えー。女の裸とか気色悪いわ!」
「女は先生。お友達は女の子や」
「・・・お、おぅ」
「おばはん言いたいん?」
「まだ…おばはんちゃうやろ。多分!!!」
多分にけらけら林檎は笑う。

「なー、おい。たまには保健室あがる?」
「いらんわ。授業行く」
「そっか。残念、振られたわ」
はははっと林檎は笑う。

荒くれ者は今日も覗きに来ていた。
いじめっ子に見られている子供も何かを考えてるんだろうな〜家庭環境も複雑やし、思春期じゃ甘えたくても甘えられないお年頃?と林檎は観察中。




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