保健室議事録①
- カテゴリ：20代
- 2019/10/09 17:28:08
思い出
子供「あー！！！どこいくん！！！」
「トイレ！」
子供「いやや！」
「すまん。ついてくるか？」
林檎はバタバタ廊下を走る。
今日はダメな日だ。忙しい。保健室も朝の８時から登校中に骨折して、親は出勤済、風邪や運動会前の怪我ダッシュの時期は忙しい。
「○○先生！(教務)やばい、助けて。トイレ行く！」
教務「おっ！任せろ！保健室の○○や！」
子供「えー！いやや。待ってるし」
教務「遠慮なく言っていいよ！どうした！痛い！しんどい！なんでもこい！」
家庭環境が複雑で、友達も作りにくい子なので人がいない授業中にガス抜きに来たんだろう。
職員の児童共通理解の会議で名前を挙げているので、教務と一緒にその子はランニング。
さてさて。
トイレを出ると、子供と教務をさがす。
「林檎もまざろかなー！」
そう言ってパタパタ走って、運動場の無駄なランニングに参加すると子供に負けじと林檎は全力疾走。
５分程度、授業を抜けるだけで気分が落ち着くなら良いやと思いつつエレベーターで子供を教室まで送り届ける。
子供「走るのに階段は上がらへんのや」
「あー、うん。しんどい」
子供のすっとした顔を横目に、林檎は膝につきたい思いにかられた。
タイムリーに今日の保健室も中々、味があったけれどもかけないので、思い出したネタ。
保健室は、色々大変ですね。