夜、人の居ない公園で私が体験した怖いお話をお聞かせしましょう。
私は酒を飲んでいい気持ちで自分アパートに帰ろうとしていました。
時間は夜の一時半頃です。
週の真ん中で普通の人なら明日のためもう眠りについているころです。
舗道を歩くひとは誰もいませんでした。
車道は車が時々ライトの明かり、光...
夜、人の居ない公園で私が体験した怖いお話をお聞かせしましょう。
私は酒を飲んでいい気持ちで自分アパートに帰ろうとしていました。
時間は夜の一時半頃です。
週の真ん中で普通の人なら明日のためもう眠りについているころです。
舗道を歩くひとは誰もいませんでした。
車道は車が時々ライトの明かり、光...
ロケット坂それはののみが名づけた坂で二人が通う高校から少し離れた所にある本当は無名の坂だ。
坂の長さは400メートルぐらい最初はいっきに下りやがて徐々に傾斜が緩くなるスキーのジャンプ台のような坂だ。
学校の前には山沿いに道がありその道を通れば坂の上に登ることなく出られた。
ののみは学校の帰りは...
遅刻の時間が二人にせまっていた。
「勝負のことは、後で説明するわ」
ののみはそう言のこすと自転車のペダルに足をかけ立ちこぎで坂をジグザグに登りはじめた。
最初はゆっくりだがじょじょにスピードをあげてゆく。
「比呂斗(ヒロト)遅刻するで」
ののみが後ろを振り返り声をかけた。
比呂斗はぼう然...
ののみは自転車で高校に通っていた。
彼女の高校の裏はすぐ山で少し町より小高い所に位置していた。
学校の正門へと続く道は川沿いの少し急な上り坂である。
川は正門の近くで深い谷となるほどの勾配のある真っ直ぐにのびた長い坂で生徒達はその坂道を毎朝、自転車で通学する者も徒歩でする者もこの坂しんどいなと...
俺と百雪は、まだ人通りの多い街を並んで歩いていた。
夜の真ん中、時計は十時を表していた。
初めてのデートだ。
俺は百雪と初めて長い時間を共有していた。
長いといっても午後七時に駅の入り口で待ち合わせ軽くファーストフードで食事をして二人で映画を見た帰りであった。
百雪はまだ幼いのかマンガの映...