4月自作/ai「ちゃんちゃらai」 上
- カテゴリ: 自作小説
- 2012/04/18 19:57:41
「愛」の言葉が似合わない男がいました。
この男、いい年をしているのに子供のような格好をして、雨も降らない天気のいい日でも傘を持ち、母親の作った弁当を二つ持って山に出掛けるのでした。
山では、ひたすら険しい山道を登り歩き、山頂にある神岩に弁当の一つを捧げてもう一つは自分で食べ、山を歩き下り帰ってくるの...
「愛」の言葉が似合わない男がいました。
この男、いい年をしているのに子供のような格好をして、雨も降らない天気のいい日でも傘を持ち、母親の作った弁当を二つ持って山に出掛けるのでした。
山では、ひたすら険しい山道を登り歩き、山頂にある神岩に弁当の一つを捧げてもう一つは自分で食べ、山を歩き下り帰ってくるの...
ターロット陰陽師の吾膿郷太(ごうみ・ごうた)の持つ、マジカルふりかけには不思議な力があった。
そのふりかけを熱々のご飯にかけて食べると、食べた人間が分裂してしまう。
その分裂は普通の人間には見えないが、郷太には見えるのだ。
分裂といってもひとりの人間がばらばらになるのでなく、分身が現れると...
占い師太木文明(フトキ・ブンメイ)は二回目に印刷された結果を見ながら焦っているようだった。
「そんなバカな。あり得ない。これはなんかの間違いだ」
占い師文明が頭の毛をくしゃくしゃ手で掻きながら、そう呟いた。
「どうされたのですか?なんか結果に問題があるのですか」
心配になったゴォウミが、そう尋ねた...
昔か今か、ある所に男が住んでいた。
男は普通の男で普通に暮らしていたが、女性に縁がなく独身の生活を長く送っていた。
「そろそろ嫁をもらわなければ、一生独身でいなければならない年になってきた」
男は誕生日が近づくにつれ、自分の年を思ってあせりを感じ始めていた。
「魔術でも勉強して、式神を女房にするか...