樹ノ乙女~術士ノミタ夢~Ⅳ
- カテゴリ: 自作小説
- 2012/08/24 17:20:23
side_Kyoko
目を覚ますと、ボクは不格好なかごの中に入れられていた。
かごの隙間から外をうかがうと、四方を煉瓦造りの壁に囲まれている。
人の住み処かな――?そう推測した。
正直言ってボクが入れられているこのかごはかなり隙間が大きく、頑張れば抜け出せるかもしれない。
力を振り絞って羽を動かすと...
よく来ましたね
side_Kyoko
目を覚ますと、ボクは不格好なかごの中に入れられていた。
かごの隙間から外をうかがうと、四方を煉瓦造りの壁に囲まれている。
人の住み処かな――?そう推測した。
正直言ってボクが入れられているこのかごはかなり隙間が大きく、頑張れば抜け出せるかもしれない。
力を振り絞って羽を動かすと...
Q.1 好きなCPで質問に答えてもらいます。準備はいいですか? おうよ。 Q.2 好きなCPは男×女ですか? 男×男? 女×女? なんでもあり? 全部おkだよ。 Q.3 今回は何というジャンルのCPについて語りますか? 複数でもOKです。(制限なし...
side_Kyoko
鳥はさえずり
水はせせらぎ
木漏れ日は暖かく森を照らす
そよ風に木の葉を揺らす千年樹…
ボクはこの森が大好き。
だけどボクは知らない。
森の外のことを、
人間達のことを。
ボクは分からない。
人間のことを、
だから分から...
鬱蒼と茂る草を掻き分け、森をしばらく進むと同じ森でありながら木漏れ日が差し込む場所がある。
その真ん中で一番大きく枝を伸ばし、日の光を浴びて木の葉をきらきらと煌めかせている木――それが大地神の宿る千年樹です。
僕が千年樹の前に立ち、木の根を一蹴りする。
すると、ふわふわと方向の定まらない風が吹き、そ...
戦争…
革命軍…
断頭台の王女…滅び行く国…
時は戻り…革命前の王宮へ…
side_mukuro
偉大なる女王は死んだ。
彼女には気まぐれで力を貸していたつもりだったのですが、時が流れるのに従って、心から彼...