モンスターハンター 騎士の証明~49
- カテゴリ: 自作小説
- 2012/12/31 10:30:42
【炎の中を飛ぶ鳥】
「うん……。ありがとう」
けれどユッカは、あまり嬉しそうではなかった。むしろショウコを気遣うように微笑んで、彼方の地平線へ目を向ける。
「明るくなってきたわ。そろそろ行かなくちゃ」
ショウコは何か言いたげに口を開きかけたが、ばつが悪そうに短めの髪...
日々感じたことを書いています。
なんとなく、徒然草。
【炎の中を飛ぶ鳥】
「うん……。ありがとう」
けれどユッカは、あまり嬉しそうではなかった。むしろショウコを気遣うように微笑んで、彼方の地平線へ目を向ける。
「明るくなってきたわ。そろそろ行かなくちゃ」
ショウコは何か言いたげに口を開きかけたが、ばつが悪そうに短めの髪...
いままでのことがなかったかのように、イベントのトナカイ「カイ太」がいなくなっていた。
おおい、何かないのか?
いままで一緒にプレゼント配った仲じゃないか。
せめて、お手紙とかお手紙とかお手紙とか…。
何か一言とか!
かわりに残されたのはこのチケットのみ。
来年まで取って置け...
【思わぬ邂逅・2】
心当たりはないかと問いかけるユッカのまなざしだった。ボルトはどう答えようか迷った。憶測でしかないが、心当たりはひとつしかなかった。
「……ボルトさん?」
「ああ、大丈夫だ」
ボルトは勇気づけるように微笑んだ。
「きっと戦った奴は、よほどの腕だろう...
【思わぬ邂逅・1】
(あ~、なんかいい匂いがする……。それに頭がなんだか気持ちいい……)
幸せそうに鼻をひくつかせ、ボルトはうっすらと目を覚ました。
「あ、気がついた!」
(え――?!)
鈴の音のような声に、ボルトはぎょっとして目を見開い...
今日は24日、クリスマスイブなので、記念写真のつもりで。
カイ太……最初は頼りなかったのに、今はプレゼント配達も失敗しなくなったなぁ。
明日お別れになるかもしれないが、また来年来ておくれ。
その時、またレベルが1に下がってたら俺は怒るかもしれないが。