アスパシオンの弟子65 妖精(後編)
- カテゴリ: 自作小説
- 2015/10/03 10:08:11
ルデルフェリオ。 それまで、その名を耳にしたことは一度もなかった。 黒き衣の、ということはまごうことなく黒の導師。 建国の英雄の子孫なら大歓迎するところだが、と一瞬警戒心がよぎった。 この潜みの塔の存在を知っているのは、エティアの建国英雄たちと一握りのメキド王族のみ。今のメキド王家の後見導師は、「...
ルデルフェリオ。 それまで、その名を耳にしたことは一度もなかった。 黒き衣の、ということはまごうことなく黒の導師。 建国の英雄の子孫なら大歓迎するところだが、と一瞬警戒心がよぎった。 この潜みの塔の存在を知っているのは、エティアの建国英雄たちと一握りのメキド王族のみ。今のメキド王家の後見導師は、「...
師に捧げる歴史書第七巻エティア建国の章―― 『7299年:七英雄、魔導王ラントゥームと悪魔サルトィームを撃破。大陸東部地方解放。
7300年:七英雄、エティア王国建国。 アイテリオンが悪しき道具で建てられた国と文句だらだら。
7305年:剣の英雄スイール、スメルニアのタケミカヅ...