Nicotto Town


ま、お茶でもどうぞ


日々感じたことを書いています。
なんとなく、徒然草。

老兵に教えてもらいたい

この間、町の本屋を久しぶりに訪れた。
町というのは、市街地のことで、都会に住んでいる人には謎の言い回しだが、地方在住の我々には通用する言い方だ。
といっても、郊外のショッピングセンターなどに客を取られて、過疎化しているのだが。

入り口付近にダヴィンチが平積みされていて、表紙に「3月のライオン 決断...

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自作ドラゴンクエストⅡ~悪霊の神々・138

 「……」
 ルナは苦しげにうつむいた。
「魔物が出て来た!」
 傍らでランドが悲鳴を上げる。魔界から召喚された魔物の群れは、門が狭いらしく、入り口まぎわでひしめき合っていた。邪悪な産道を広げるべく、地獄の使いの呪詛が大きくなる。
 ルナは決然と顔を上げた。
「ロラン、ラ...

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自作ドラゴンクエストⅡ~悪霊の神々・137

 地下5階。溶岩の海を抜けた場所にあった階段を下りて、溶岩に囲まれた曲がりくねった長い回廊を渡る。これまでの空間は自然洞を生かした造りだったが、ここは整然と壁や床が平らに整えられていた。
「嫌な気配がする……」
 すぐ後ろを行くランドがつぶやいた。ロランもこの階に降りた時...

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自作ドラゴンクエストⅡ~悪霊の神々・136

 だが、洞窟は予想以上に複雑な構造を成していた。いくつもの分かれ道と広大な空間に点在する下への階段に惑わされ、やっとたどり着いた地下4階には、さらに広い溶岩の海があった。
「もし地獄があるんだとしたら……ここかな……」
 疲弊した顔で、ランドが...

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自作ドラゴンクエストⅡ~悪霊の神々・135

 勾配を下るにつれて熱気はひどくなってきた。入り口付近にもうもうと立ちこめていた湯気は程なくして消え、皮膚が剥けそうな熱波に変わる。真っ暗な隧道(ずいどう)の先に、鮮やかな橙色の光が照り返している。
「これは……」
「溶岩、だね」
 降りた先は、灼熱の川が流れる広大な空間...

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