機霊戦記 第三話 青鋼玉(後)
- カテゴリ: 自作小説
- 2016/08/20 13:45:10
「今日は一段と、まぶしいわねえ」 プジが東の空を眺めて眉をひそめる。 サファイアの猫眼がせわしなくしゅんしゅん言ってるから、拡大視でもしてるんだろうか。 俺たちは風化遺跡から、真っ赤でじゅくじゅくな大地に敷かれた舗装路を、ひたすらまっすぐ南下した。 三十分もすると、空はだいぶ暗くなり。真正面に真っ黒...
「今日は一段と、まぶしいわねえ」 プジが東の空を眺めて眉をひそめる。 サファイアの猫眼がせわしなくしゅんしゅん言ってるから、拡大視でもしてるんだろうか。 俺たちは風化遺跡から、真っ赤でじゅくじゅくな大地に敷かれた舗装路を、ひたすらまっすぐ南下した。 三十分もすると、空はだいぶ暗くなり。真正面に真っ黒...
「テルぅー。もう帰りましょーよー」 ぱしん、ぱしん。 先っぽが銀色金属丸出しのふさふさしっぽを地に叩きながら、プジが俺にぶうたれる。 両手両足をそろえ、ちょこんと正座している殊勝な格好だが、猫ってやつは尻尾だけは嘘をつけないようだ。「おじいさまが心配してるわよー」 腕に嵌めてる端末(フォン)を見た...
島都市(コロニア)の住環境は、人間にとって完璧であるように調整されている。 森林。平野。川。湖。田園。そして街。自然と都会が絶妙の割合で融和した理想郷だ。空気組成は日々ナノ単位で調整され、天候、気温は完全管理。 でも、帝都フライアは。「人口三十万人……」 島...
天は青く。どこまでも蒼く。 昇るにつれて、どんどん色濃く紫紺になっていく。 皇帝機アルゲントラウムが展開する空調維持結界が、真空の空間とこすれてきんきん音をたてる。 背から黄金の翼を生やし、女神と手をつないで飛んでいる僕の下。 はるか眼下にある大島都市(メガコロニア)フライアはいまや遠く。フロリア...
家族総出でごじごじ観てきました。完全に大人向けですねー^^来年中学生の坊、結構楽しめたようです。
エヴァは未見の相方、伊福部さんの音楽が効果的に使われていましたので、まずそれだけで「ええがな~♪」(にこにこ)彼的には内閣もろもろの内政シーンがもう少し短かったら、なおのことよかったと言ってましたが。私...