江戸は怨霊慰撫の街って知ってた? その9
- カテゴリ: 勉強
- 2019/07/31 17:12:44
河童というと何を連想するだろうか?
相撲? きゅうり? 皿? 薬? 緑や赤? 三つ指? 金気を嫌う? だいだらぼっち?
河童は水辺に住み、子供とよく遊び、相撲を取って水に引きずり込み、馬を奪おうとし、厠で女性をぺたぺたと触り、きゅうりが大好きで、金気を嫌い、頭の皿から水がなくなると力を失うという。
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河童というと何を連想するだろうか?
相撲? きゅうり? 皿? 薬? 緑や赤? 三つ指? 金気を嫌う? だいだらぼっち?
河童は水辺に住み、子供とよく遊び、相撲を取って水に引きずり込み、馬を奪おうとし、厠で女性をぺたぺたと触り、きゅうりが大好きで、金気を嫌い、頭の皿から水がなくなると力を失うという。
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火の用心の御守りは今ではどこの神社でも扱っているけれど、むかしは火防の神様を祀るのが当たり前だった。
たとえば、荒神。民間信仰で台所の神とされ、仏教と結びついたり、地域信仰と結びついたりしているが、火の用心としてお札を貼っているところは多い。
たとえば、秋葉神社。秋葉山本宮秋葉神社は、静岡県浜松市天...
紀伊国屋文左衛門は元禄期の商人で紀州のみかんを嵐の中、江戸へと運び、大金を得て材木商となったと言われる豪商で、同じ材木商の奈良屋茂左衛門との吉原での豪遊の逸話は有名だ。どちらも当代が亡くなると次の代から没落するというところでも共通している。
吉原での遊びも豪快で、「惣仕舞」「惣揚げ」と呼ばれる妓楼一...
闇の夜は吉原ばかり月夜かな 宝井其角
蕉門十哲第一の門弟といわれる宝井其角も吉原の煌びやかな様子を詠んでいるが、歌舞伎『曾我綉侠御所染』の中で主人公の御所の五郎蔵は捨て台詞として、
『晦日に月の出る郭も、闇があるから覚えていろ』
と相手に向かっていう場面がある。
当時は太陰暦だったから晦日は新月と決...
筆の先での約束およし筆は狸の毛でござる
吉原の遊女たちは、客を喜ばせたりその気にさせたりしてうまくお金を使わせることが仕事だったし、客もそのことを十分に理解した上で遊んでいた。紙に書いた「あなたが一番好き」って起請文をお互いにかわしていてもそれはお遊びなんだよってことを十分にわかっているのが粋とされ...