竹取の翁とかぐやの大事なおはなし その7
- カテゴリ: 勉強
- 2021/09/30 16:44:50
高田崇史「QED 竹取伝説」によると。 織機の部品のひとつで、多数の竹片を櫛の歯のように連ねて長方形の枠で固定したものを竹筬(たけおさ)といい、40数㎝幅の木枠に竹ひごが多いもので1400本ほどはめられている。この目に経糸(たていと)を通して糸の間隔を整え、そこに緯糸(よこいと)を通しながら圧して...
高田崇史「QED 竹取伝説」によると。 織機の部品のひとつで、多数の竹片を櫛の歯のように連ねて長方形の枠で固定したものを竹筬(たけおさ)といい、40数㎝幅の木枠に竹ひごが多いもので1400本ほどはめられている。この目に経糸(たていと)を通して糸の間隔を整え、そこに緯糸(よこいと)を通しながら圧して...
竹が関係する行事は、7月7日の七夕の節句。別名笹の節句とも言われる。七夕はもともと中国から伝わった「乞巧奠」の行事で、7月7日の夜に供え物をして牽牛織女を祀り、女子が手芸に巧みになることを祈る行事だった。現在でも藤原北家御子左家の流れを汲む冷泉家では乞巧奠の行事を毎年8月に公開している。冷泉家は小倉...
紀貫之が小野小町を衣通姫の流としたのは、歌の様が似ているだけではなくふたりの人生が似ているということ。 絶世の美女といわれていた。天才的な歌人である。帝に愛された女性である。その恋は叶えられなかった。強い権力を持った皇后に嫉妬された。生涯、独身を貫いた。そして、ふたりともに帝の一夜妻だった。 高...
紀貫之は当時、歌人としては第一人者で、『古今和歌集』以下の勅撰和歌集に435首も入っている。また『古今和歌集』の仮名序を書いたと言われ、散文の『土佐日記』も彼の作と言われている。和歌も散文も平仮名も使いこなし、宮中と庶民の生活の両方を知っている紀貫之だからこそ書けたとも言える。 高田崇史『QED ...
天人女房は羽衣伝説であり、天女の羽衣を取り上げて騙して女房とする伝説で世界各地に伝わっている。日本では、『近江国風土記』の天女は男と結婚して子どもを産むが、羽衣を見つけて天へ帰る昇天型と、『丹後国風土記』の老夫婦の子どもとなり酒を造って富をもたらすが、老夫婦に捨てられて天女は放浪してあるところへと流...