Nicotto Town


しだれ桜❧


 

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刻の流れー43

雑居ビルの火事の30分後には犬飼明は神保町にある古びた8階建てのビルの5階にある出版社を尋ねていた。
炎上したビルから逃げ出した犬飼は現場近くの公園で手早く顔と腕の汚れを洗い、服の乱れを出来るだけ整えた。なるべく人通りの多い道を選んで繁華街へ出るとパチンコ屋で「悪いな、ちょっとかしてくれ。」と、自転...

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刻の流れ 43の2


廊下の煙は少しましだが、暗いことには変わりなかった。犬飼はエレベーターのボタンに飛びついた。しかし、何度押してもウンともスンとも言わない。電気系統がやられたのか、下で止まったままなのか・・・。しかも、ドアの隙間からは熱気と共に白い煙が染み出してきた。
「おい、非常階段は?」
犬飼が聞いた。
「右側...

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刻の流れ 43の1

昨夜最後の客が店を後にし、佐竹がカウンターを拭いているところに押し入ってきた黒っぽいスーツの男達。凄みがあるのにやくざという感じでもない。男達は昨日店に来た情報屋と、そいつとコンタクトを取った人間のことを聞いてきた。佐竹とて、決して口が軽いわけではなかったが、隠しとおせる状況じゃなかった。今朝、情報...

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微かな南風ー18

すずらんは昼食が終わって一瞬 頭がクラっとした「あれ?」めまいの後 自分の見える範囲がいつもと違うと 手のひらを見ても 自分の手のひら スタッフみんなを見てもいつもと変わりない あれ? でも 何か違うと ちょっと今まで走ってきた道を見てみた砂漠に1本道なんだけどと思ってる間に 視点がどんどん上に上が...

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