Nicotto Town



微睡君、今日も生きてる。

気づいたら朝だ。
昨日と同じ天井、同じ部屋。
夢の中で世界を救ったはずなのに、
現実では布団すら救えなかった。 でもまあ、いいか。
冷めきったコーヒーをすすりながら、
「今日も頑張るぞ」なんて、
自分に言い聞かせてみる。 誰かが見てるわけじゃない。
けれど、見ててほしい気もする。
少...

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スリープモード

夜になると、ときどき、心のどこかで音がする。
小さなクリック音のような、静かな断絶。
感情のスイッチが切れる瞬間だ。 怒りも、喜びも、笑い声も、
全部、電源コードを抜かれたみたいに静まる。
世界が少し遠くに下がって、僕だけが残される。
街の灯りがゆっくりと滲んで、空気の温度が曖昧になる。 ...

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スーパームーンは見えない

雲に隠れた月の代わりに、
街灯がやけに張り切って光っている。
誰もがスマホを空にかざす夜、
僕だけは画面の通知を見つめていた。 君の既読は、
薄雲の向こうでかすむ星のようだ。
届かない光ほど、
勝手に意味を持たせてしまう。 窓ガラスに映るのは月ではなく、
冷えたカップと僕の顔。
それ...

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香の論理

香りは、記憶の論理を裏切る
触れていないのに 肌が反応し
見ていないのに 欲が芽吹く

それは 理性の盲点に咲く
知性の隙間を縫う 微細な誘惑
いやらしさとは 露骨ではなく
知覚の奥に潜む 構造の歪み

あなたの香は 思考を撹乱する
哲学の言葉では 定義できない
それでも わた...

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ゆうしょ

大谷くん、良かったね⚾️





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