Nicotto Town ニコッとタウン

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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

時の風が吹き抜ける場所

Ⅰ世界は、絶え間なく流れる一本の川。
形あるものはみな、水面に浮かぶ泡沫(うたかた)のように、
生まれては消え、満ちては欠けていく。
古代の賢者が「諸行は無常なり」と静かに目を閉じ、
遥か西の詩人が「人はひと吹きの風にすぎない」と嘆いたように、
私たちの輪郭は、あまりにも脆く、あまりにも淡い。Ⅱ私た...

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夜露の眼鏡橋

しづかに 夜のしづくが おりて来た
ふるい石のアーチの その肩に
かすかな 星のひかりを あつめて
水面(みなも)は くらい鏡のやうだだれもいない この橋のほとり
ぼんやりと ともる街燈のなかに
消えさつた むかしの足音が
いまも かすかに ひびいてゐるあたたかい 夢のやうな あの日々は
どこへ い...

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六月の窓 5

しとしとと降る六月の雨の音のすきまに
宿の古い柱時計が ただひとつ時を刻んでゐる
カチ、コチ、と さびしい規則正しさで
それは失はれた時間を 呼び戻すかのやうに窓の外には エメラルドグリーンの湖水面
あわいパステル画の色彩が 静かににじみ
雲のきれまから ひそやかに架かる七色の虹
そのはかない美しさ...

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六月の窓4

かすむ六月の雨は パステル画のやうに
ひっそりとした湖畔の宿を あわく包み
窓辺に寄せるさざ波は 古いオルガンのやうに
しづかなしづかな律動(リズム)を くりかへしてゐるふと雲がひらけて 鏡のやうな水面のうへに
やはらかな七色の虹が 夢のやうに架かるとき
ひとつの孤影が 濡れた葦のしげみを縫って
ゆ...

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六月の窓3

ひそやかな六月の雨が パステル画のやうに
森の緑を あわく にじませてゆくとき
濡れた青葉のひだに 風はオルガンを弾き
そらには やはらかな七色の虹がひろがる
それはいつか夢みた はかない記憶の色彩(いろ)
水色のひかりと 薄紅の雲のすきまを
ひとつの孤影が しづかに歩んでゆく
ふりかへることもなく...

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