「じいさんや～。ワシもがんばるのじゃ～」
何とか川にたどり着いたおばあさんは、豪雪によって激しい濁流と化した川のほとりで勇気を練っていた。「よし、勇気ｳﾙﾄﾗＺじゃ。さあ、勝負。まずはおじいさんのふんどしからよ（*^_^*）ぽっ」その時、山からの雪崩が川に流れ込み、大きな雪の塊が次々と流れ込み、お...

>> 続きを読む

昔々あるところにおじいさんとおばあさんが住んでおったそうな。おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯へ行きましたとさ。


 ・・・「ばあさんや、今は如月（２月）じゃ。この豪雪地帯で山へ行ったって、どこで薪（まき）となる木が取れるんじゃ」 「おじいさんや、川には轟々とたくさんの雪が入...

>> 続きを読む

約20日ぶりに小説の更新をしました。

『ひかりの勇者』は人対魔族の最終決戦に人が敗れ、ながく魔の支配が続いているという世界の物語です。
この小説の更新記念に、詩を公開します。
人の僅かな希望は、赤き月夜が訪れた時にひかりの扉を開く者が現れるという救世主の出現を予言した詩になります。
ちょっと、いつ...

>> 続きを読む

柔らかく降る雨が
重い固まりを含む白いみぞれとなり
昨日の晴れやかな空は今日
街路にひっそりと積もるクリスマスの前祝いを
もたらしてくれた


遅れてやってきた寝ぼけ眼（まなこ）の冬将軍は
ぽろぽろと雪の妖精を落としながら
「もうすぐがんばるからね」
と言い訳がましく頭をかき、
トナカイに引きずられ...

>> 続きを読む

「よく分かったうそ。私はこれからあなた方を夢の世界へいざなうためにこの会合へやってきたカワウソウソ。よろしくウソ。それからそこのあなた」 怪人カワウソはそう言うと、もけりんを指さした。「宇宙人であるあなたがこんなに地球のことに詳しいだなんて、あなたもウソウソ。ホントはもけりんとは違うウソ」ボンっ。再...

>> 続きを読む