※悪ノ娘×リボーンパロです。
秋も深まる頃なのに、その夜は寝苦しかった。
寝返りを打つも、一向に心地良く眠れず、シーツをくしゃくしゃにしてしまう。
そんな夜はいつも、あの頃の夢を見る。
オレ達は仲の良い双子だった。
「ツナヨシはいいよな。何でも出来て。オレなんて馬術も帝王学も何やって...
よく来ましたね
※悪ノ娘×リボーンパロです。
秋も深まる頃なのに、その夜は寝苦しかった。
寝返りを打つも、一向に心地良く眠れず、シーツをくしゃくしゃにしてしまう。
そんな夜はいつも、あの頃の夢を見る。
オレ達は仲の良い双子だった。
「ツナヨシはいいよな。何でも出来て。オレなんて馬術も帝王学も何やって...
父さんの葬儀は、国によってそつなく行われた。
王宮で仕事をする父さんの知り合いを始め、王族貴族の多くが参列してくれた。
受け入れられない現実に涙もでない。
ただただ立ちすくんでいると、父さんの同僚で、今は侍従長をしているスクアーロさんがこちらへ駆けてきた。
「う゛ぉおおい…しおらし...
※悪ノ娘×リボーンの裏ストーリーです。
今日はお城で舞踏会がある。
僕にはあまり関係ない話だけど、お父さんは朝から警護に出かけた。
僕のお父さんは血は繋がっていないけど、とってもよくしてくれる。
お父さんは王女様の親衛隊長をしている。
お城の人間は王女様にぺこぺこしてばかりだけど、お...
王宮から出てきたイエミツの様子は酷いモノだった。
足取りがフラフラして…歩くのがやっとの様子だったのだ。
コローナの作戦は成功したようだ。
イエミツが出てくる数分前に王宮の庭に待機していたオレは此所でイエミツの前に姿を現す。
「いよぉ!ツナ!おおそうだったそう言えば…」...
カツカツカツ…静かでうす暗い部屋に彼の足音だけが響く。
コローナが座る玉座の前に跪くのは、近衛隊長イエミツ。
オレは柱の影で、息を潜めて二人を見守っていた。
「イエミツ…よく来たな。」
広い鏡の間に、コローナの高く、張りのある声はよく響く。
「ええ。先ほどは王女をお守り...