これからの「正義」の話をしよう
- カテゴリ: 小説/詩
- 2010/11/12 18:47:37
これからの「正義」の話をしよう マイケル・サンデル 早川書房
NHKでやってた「ハーバード白熱教室」をもとに書籍化したもの。
6月くらいに図書館に予約したら50人くらいの予約者がいた。
当分来ないだろうと思っていたら、区の図書館には11冊もあるのだ。
予想外に早く回ってきた。
が、後にも予約者がい...
動的平衡の記録
これからの「正義」の話をしよう マイケル・サンデル 早川書房
NHKでやってた「ハーバード白熱教室」をもとに書籍化したもの。
6月くらいに図書館に予約したら50人くらいの予約者がいた。
当分来ないだろうと思っていたら、区の図書館には11冊もあるのだ。
予想外に早く回ってきた。
が、後にも予約者がい...
「日本的想像力の未来 クール・ジャパノロジーの可能性」
東浩紀編 NHKブックス
2010年3月に行われたシンポジウムを本に起こしたもの。
昨今のジャパンブームを海外ではどう捉えているのか。
非常におもしろく読めました。
「未成熟」ともとれる「かわいい」の氾濫は様々なものを記号化し
社会的な文脈...
著者はアメリカに生まれ、少年時代を台湾、香港で過ごし
1967年に初めて日本に移り住み、日米往還しつつ大学で日本文学を教えていた。
現在は日本在住で日本語で小説、評論を発表。
「万葉集」の英訳で全米図書賞を受賞。
よその国の人が日本の古典を語る。それも日本語でというかたちに
とても不思議な気がしまし...
爆笑である。
この人ホントに面白い。
非常にオタクな性格なのだが、サービス精神がすばらしい。
どこまでも可笑しい日常を、可笑しいように書くって
結構大変なことだと思う。
自分の経験でも、あとから考えれば
バカバカしくてまるで漫画のようなことって結構ある。
でも、それを会話じゃなく文章で伝えると面白...
著者は東アジア歴史研究の専門家で「日本は脱亜ではなくて別亜だ。アジアのどこともちがう文化を築いている。」という説が非常に面白い。そして納得する。
ハンチントンが「文明の衝突」で、「日本は日本一国で日本文明圏」と分析したのもあるんだろうけれど、アジアを知れば知るほど違うということが分かるというのも皮肉...