夜
一日が終わって、眠りにつこうとするとき、
さえた頭は、きょうもおなじ問いかけをしてくる
死
いつかは何もかもに訪れる、死
わたしはなんて不幸せなのだろうと
やり場のない心の動きのさなか
はっと目に飛び込んでくる、
にんげんの残酷なおこないの報せ
叱られたようだ
自分のこ...
日々感じたことを書いています。
なんとなく、徒然草。
夜
一日が終わって、眠りにつこうとするとき、
さえた頭は、きょうもおなじ問いかけをしてくる
死
いつかは何もかもに訪れる、死
わたしはなんて不幸せなのだろうと
やり場のない心の動きのさなか
はっと目に飛び込んでくる、
にんげんの残酷なおこないの報せ
叱られたようだ
自分のこ...
読者諸賢、ごきげんよう。
皆さんは、本を読むのはお好きだろうか。
本と言っても芸能人のブログ本やラノベではない。
純然たる活字が織りなす、ほんものの文学を、である。
本を読まない人のおおむねの言い訳はこうだ。
文字の羅列を見ると息が詰まる
その意見、ごもっとも。
だがそれは書き手が悪いか、読...
一度書いたけれど、なんだか話の方向が深刻になって面白くないなと思ったのでボツにしたのですが、読みたかったお友達がおられたようなので、また書きなおそうと思い立ちました。
お題が小説ということで、トールキンの名作「指輪物語」と、「ホビット~行きて帰りし物語」です。(どちらも原書房刊を読みました)
なん...
最初に岩波文庫で古文体の和訳を読んでから、そのあまりの難解さに途中でぶん投げた蒼雪。
しかし最近、また読んでみようという気持ちになり、再挑戦しました。
自力で現代語に訳しながらの作業は面白く、そこからにじみ出るように脳内に再生された地獄や煉獄、天国のイメージは強烈でした。
ノートに書き写して訳す...
有名な少女マンガ、古典の傑作とされる萩尾望都の「トーマの心臓」。
これを森博嗣が小説にしたものを、最近読んだ。
ずっと前から気にはなっていたけれど、文庫になるのをじっと待ちつつ忘れてもいたのだ。
ずっと気になっている作品というのは、まさに得るべくして手元に来るもので、失敗したためしはない。
森博嗣...