詩「あなたはあたしの王子様」
- カテゴリ: 小説/詩
- 2016/04/21 22:46:42
「あなたはあたしの王子様」
あなたの見つめる先に
あたしがいないことは解ってる
あの子はかわいくて甘え上手
髪は薄茶のセミロング、年はあなたのふたつ下
あなたの内側の騎士に訴えるのね
この子をきっと守らないとって
男の子ってバカなんだから
守ってあげるなんてかっこいいこと言って
本当に守れる...
バレーナさんはこんな人 ⇒ http://www.nicotto.jp/event/july2013/sunkenship_prologue.html
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「あなたはあたしの王子様」
あなたの見つめる先に
あたしがいないことは解ってる
あの子はかわいくて甘え上手
髪は薄茶のセミロング、年はあなたのふたつ下
あなたの内側の騎士に訴えるのね
この子をきっと守らないとって
男の子ってバカなんだから
守ってあげるなんてかっこいいこと言って
本当に守れる...
そいつはどこにでもいる
公園にも 駐車場にも
キッチンにも 寝室にも
人が多いほどそいつだって多い
例えば学校 例えば病院
...
白い肌
白い髪
白い瞳
白い翼の
白い服を着た少女が一人
少女は湖畔を彷徨う
裸足のまま汚れることを厭わず
その男は少女を見つける
少女の裸足から続く赤い跡を追って
「ダメだろう?勝手に館から抜け出しては」
「 。」
唇と唇が触れ合...
「甘くないジャム」
まっくろい森のおく
ひとりの娘がいる
まっくろい服をきた
ひとりの娘がいる
くもの巣はった
おやしきにすむ
ひとりぼっちで
森のおくふかく
プシュケーのようにゆらめく髪
ゆらゆらゆらりと
あやしげに光るひとみ
あかく ただ あかく
だんろに火をたき ジャムをにつめる
甘くな...
貴女の綺麗な心臓に、僕は心を奪われました。
白い胸が切り開かれて、骨に守られた蕾が覗く。
赤い血飛沫を上げながら、血走った目を見開いて。
まるで籠の中の金糸雀のように
トクン、トクンと心臓が啼く。
そのすべてが美しい。
何処かにあるだろう黒蜥蜴の宝石箱に永遠にしまっておきたいくらい&hellip...