バックスペースキー
そのキーを押すとカーソルが一つもどり文字が一つ消える
押し続けるとすごい勢いでカーソルが走り次々に文字が消える
人生にはないキー人生には書き込むキーのみ誤入力してもそのまま記されていく
バックスペースキーがない人生誰もが背中を押されて歩いている

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桜散り雨が降るころ若葉濡れわかくさ色に草木は萌える

全て委ねた瞬間私は私の内に入っていくそれからのことは覚えていないどんどん入り込みそれは肌に馴染み体を包み込みきつく身動きが取れないなのに気持ちよく拘束の中の安堵ほっとする時間与えられたここちよい感覚無になれる自分だけの特別な時間脳内で自分と対面する瞑想の奥へ奥へと入り込む体のあらゆるところにスイッ...

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一度それを経験してみるといいきっと本当の自分に逢える自分が何を探しているのか何を求めているのか何から逃げようとしているのか何を壊そうとしているのか
それは小さな感覚の変化から始まる優しい力で体が徐々に包まれていく肌の感覚が脳を覆う雑音が消える優しい力を施す音だけが聞こえ意識が自分の内側に入っていく...

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朝露に濡れた蜘蛛の巣が太陽の光にきらきらと輝いていた囚われた獲物は蜘蛛の糸に絡められまばゆい光に包まれて神々しいオブジェと化した

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