第3章
個室に移り、ナースもマスクを着用した。
だが、陸はマスクなど着用をしなかった。
陸は繍が絶対生きる!と思っていたからだった。
だが、繍の病はどんどん悪化していった。
「もう助かりません。」
と医者から告げられた。
だが、繍のお母さんはそのことを繍に伝えなかった。
繍は全...
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第3章
個室に移り、ナースもマスクを着用した。
だが、陸はマスクなど着用をしなかった。
陸は繍が絶対生きる!と思っていたからだった。
だが、繍の病はどんどん悪化していった。
「もう助かりません。」
と医者から告げられた。
だが、繍のお母さんはそのことを繍に伝えなかった。
繍は全...
第2章
陸が知った繍の病気。それは
「白血病」だ。
陸はすぐさま病院へいった。
「陸・・・・・・。」
「繍!」
だが、繍の髪の毛は抜けていた。
副作用だ。
げほっ。
「気持ち悪い・・・・」
激しい吐き気・・・
「繍・・・・・」
「ご・・・・・めん・・・・・」
「ナにいってる!...
第1章
「繍ー。サッカー行こうぜ」
「ok。」
「きゃぁー繍君やっぱりかっこいい!」
繍は、ジュニアプロサッカー選手。陸といつもの練習だ。
繍と陸の出会いは、4歳のころからだった。
それから2人は夢にみたプロになった。
もうすぐ全国に迫る。
繍と陸は練習に励んだ。
だが、翌日繍は...
もうすぐで春は終わろうとしている。
芽はやがて、花になり、気温はどんどん暑くなる。
そんな事を毎年繰り返す。
「美香!いつまで寝てるのよ。中学生にもなったんだから、少しはお母さん
ばっかり頼らないで!」
「別に。寝てるわけじゃないもん。」
「うるさいわね。まったく」
お母さんが一番うる...