Nicotto Town ニコッとタウン

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眠りの森 〜言葉の雫〜

ようこそ。ここは、胸の奥に深く沈んだ悲しみや、消えない寂しさを、一滴の水滴のようにそっと救い上げる場所です。木々が深い影を落とす静寂の森。そこは、誰にも見せられない孤独な涙や、言葉にならなかった切ない想いが静かに息づく世界です。独りきりで佇む夜、心に溢れる冷たい雫を、壊れやすいガラス細工のように大切に綴ります。果てしない寂しさに寄り添い、あなたの孤独の影をそっと包み込めますように。静かな痛みを分かち合う、終わらない夜の記録です。

狂おしい海と、すました月 2

月の眼窩から滴る、白い影見上げる盲目の月もまた、その静寂を破り、異形を覚醒させます。逆さに垂れ下がる影天の白眼の、ひび割れた輪郭から、どろりとした白濁色の糸が、蜘蛛の糸のように幾条も垂れ下がる。その糸の先端には、首のねじ切れた、着物姿の女のような影が、逆さ吊りのまま揺れている。降下する虚無女の影は、...

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狂おしい海と、すました月

僕は今、ひとり夜の海岸に突っ立って、ただもう、ぼんやりと海を眺めているので足元で、真っ黒な海水が、まるで狂った巨大な蛇のようにのたうち回っている。それは僕の胸のなかの、醜い自意識の渦そのもののようで、見ていて吐き気がする。激しくぶつかり合い、泡を噛み、お互いを裏切りながら崩壊していく波の群れ。それだ...

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過去 北回り(ノースバウンド)の残響

アンカレッジの夜は、すべてを白く染め上げる。
街の灯りは遠く、凍った滑走路のように冷たい。俺の指先が、馴染んだグリップの感触をなぞる。
コルト.45。
その確実さだけが、この街で信じられる相棒。北回りのルートを選んだのは、過去を振り切るため。
だが、銃身に反射するオーロラは、
あの日の硝煙の色によく...

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漂泊の魂 2

見上げるほどに
まぶしき夏の青空よ
我が心の暗さを憐(あわ)れむごとくに雲ひとつなき
大空の青さに耐えかねて
黒き己の影ばかり見つめおるこれほどに
世界は明るく輝くに
影を引きずる私一人かなどこまでも高き
真夏の空を仰ぎては
我が孤独の深さに涙こぼるる青空が
あまりにきれいに晴れわたるゆえ
地(つち...

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漂泊の魂 俳句

一人きりで 歩けば 影が 私に 寄り添う 真夏だれもいない 道の 暑さよ 影の 濃さよ孤独の 影を ひきずって 歩くしかない 夏の陽風も ない 真夏に 影と 二人きりの 寂しさ黙って 歩く 私の影も 黙っている 炎天この孤独を 照らしつける 太陽が あつい
真夏の砂に
ただ一つの影を落として
じっと...

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