Nicotto Town


ま、お茶でもどうぞ


日々感じたことを書いています。
なんとなく、徒然草。

自作ドラゴンクエストⅡ~悪霊の神々・139

第三章 ロンダルキア


【漂流】
 
 ミチカの夜泣きが治まらないので、マリサはミチカを抱いて、集合住宅から表へ出た。避難民のために造られた仮のすまいは、壁一枚隔てた一部屋が連なる長屋である。天幕より安心できる空間だが、壁が薄いので子どもの泣き声は隣の迷惑になりかねなかった。
 東の空がうっすらと...

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外部ブログにもあります(DQⅡ自作小説のこと)

プロフやインターネットカテゴリにも書きましたが、長く多忙で読みに来られない友人が見失うといけないので、自作小説カテでも投稿しておきます。


「自作ドラゴンクエストⅡ~悪霊の神々~」をアップしている外部ブログサイト

蒼雪庵


http://aomon3.hatenablog.com/entry/...

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ドラクエⅡの自作小説を書くこと(ひとり言)

ドラクエⅡを小説にすることは、難しい。
この二次創作をするときに前書きでも書いたが、ゲームでは物語の起伏がほとんどないからである。
ゲームに忠実に書くと決めているので、ゲームにない内容はなるべく書かないようにしている。
そうすると、どうしても…ひたすら先に向かって歩く話になる。あんまり...

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自作ドラゴンクエストⅡ~悪霊の神々・138

 「……」
 ルナは苦しげにうつむいた。
「魔物が出て来た!」
 傍らでランドが悲鳴を上げる。魔界から召喚された魔物の群れは、門が狭いらしく、入り口まぎわでひしめき合っていた。邪悪な産道を広げるべく、地獄の使いの呪詛が大きくなる。
 ルナは決然と顔を上げた。
「ロラン、ラ...

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自作ドラゴンクエストⅡ~悪霊の神々・137

 地下5階。溶岩の海を抜けた場所にあった階段を下りて、溶岩に囲まれた曲がりくねった長い回廊を渡る。これまでの空間は自然洞を生かした造りだったが、ここは整然と壁や床が平らに整えられていた。
「嫌な気配がする……」
 すぐ後ろを行くランドがつぶやいた。ロランもこの階に降りた時...

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