Nicotto Town


どんぐりやボタンとか


おれはよく浜辺や森の中、あるいは道端などで、落ちてるものを拾う。例えば、どんぐり、ボタン、貝殻、石、ちびた鉛筆、鳥の羽根、何かの部品、錆びた釘、などなど、ちょっと自分のセンサーに引っかかるものなら何でも。そして、それをコレクトして、部屋の棚の中にしまってある。

そんなふうに集まった自分の棚の中にある記憶や思い出、もしくは、新しい体験や、これからしたいことなんかをみなさんにシェアするブログです。

夢(8)

おれは卵雑炊を一口食べると、程よい出汁の香りが効いた熱くてとろりとした味で、体が一気に温まっていくのがわかった。
カブの炊いたものも、豆腐も、衰弱したおれの体に染み入る滋味があった。
ベルナルドの優しさそのもののような料理だ。

気づくと、おれは涙を流していた。
なぜだかわからない。
だけど、とにか...

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夢 (7)

しばらくそのまま休んで、呼吸が落ち着くまでだいぶん時間がかかった。
ようやく落ち着いてから、おれは額の汗をぬぐって、足のマッサージをしながら、穴の中を見渡した。
必死すぎて、何も気にしていなかったけど、もし、まだこの穴の中に別の熊がいたらどうしようと一瞬思ったけど、何もいなかった。
穴の中は思ったよ...

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夢 (6)

もう数キロはクラゲの群れの中を泳いでいたのだろうか?
時間という感覚が無くなって、そして、自分が誰なのか、わからなくなっていく。
自分はクラゲなのかも知れない。と思い始めた時、

がぱあっ

っと目の前に大きな穴が開いて、おれは否応もなく吸い込まれてしまった。

おおおおおおおおおおお、、、、、

...

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夢 (5)

次の日の朝、ホテルの部屋のシャワーを浴びて、大きな鏡の前に立つと、左肩に蹴られた青あざが残っていて、動かすと多少痛みがあったが、殴られた顔は唇が切れたくらいで大したことは無かった。ああゆう大男の酔っ払いのパンチは往々にして大ぶりで見た目は派手だがその実、大して芯を食っていないものなのだろう。肩の痣も...

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夢 (4)

その夜、ビールが飲みたくてメインストリートのアイリッシュバーへ行った。バーは結構混んでいて、騒がしかった。カウンターの端に二つ席が空いていたので、横に座ってた男から一つ席を空けて、一番端に座った。
フレンチフライとバッファローバーガーを注文して、ビールを飲んでいると、

ヨゥ、見ない顔だな。
どっか...

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