誓い 第四話「見えない誰か」
- カテゴリ: 自作小説
- 2009/08/14 20:02:18
大きな廃工場。
「ほんとにこんなとこ、誰か住んでんのかな・・・」
疑いながら重い扉を横に引く。
ギッ・・・ギ・・・ギギギ・・・ガッ・・・ギギ・・・
ゴミか何かに引っ掛かかりながら無理やり開けていく。
ガガ・・・ギ・・・ガンッ・・・
扉を完全に開け、ゆっくりと中に入っていく。
カツン・・・カツン・・・...
大きな廃工場。
「ほんとにこんなとこ、誰か住んでんのかな・・・」
疑いながら重い扉を横に引く。
ギッ・・・ギ・・・ギギギ・・・ガッ・・・ギギ・・・
ゴミか何かに引っ掛かかりながら無理やり開けていく。
ガガ・・・ギ・・・ガンッ・・・
扉を完全に開け、ゆっくりと中に入っていく。
カツン・・・カツン・・・...
私は山崎有紀(やまざきゆうき)。
今、舞山第七高等学校の1年生。
自己紹介をすると、「ふ~~ん、ヨロシク」という人・「ん?どっかで聞いたことあるような・・・」という人・「え!?もしかして・・・ あの山崎有紀ちゃん!?」
という人がいる。
確かに一時期有名人になったが、いい意味ではない。悪い意...
目の前に誰かがいる。
近づいてくる。
手には何か・・・ 包丁のようなものを持っている。
「・・・っ・・・来ないでください!!」
私の腕からは真っ赤な液が出ている。
そして近くには、体中から真っ赤な液を流している人も10~20人近くいる。
痛みに顔をしかめながら、必死に叫ぶ。
「やめて!...