~争いの無い世界~*里の地上の星の過去Ⅴ*
- カテゴリ: 自作小説
- 2014/02/07 03:13:11
翌日。
その日は学校が休みで、私は里の中にある家で過ごしていた。
ベッドの上をゴロゴロしていると、ふとある事を思い出した。
――あ!昨日のノート塑羅さんに届けてない!
昨日はボーっと授業は聞いていたが、ノートを終わり際に急いで纏めた。
そんなノートだが、自分のノートと一緒に塑羅さんのノートを昨...
小説をダララっと書いていきます。
オリジナル小説最終更新 2014/03/04
「メモりんちょ。」→http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=371257&aid=54962344
翌日。
その日は学校が休みで、私は里の中にある家で過ごしていた。
ベッドの上をゴロゴロしていると、ふとある事を思い出した。
――あ!昨日のノート塑羅さんに届けてない!
昨日はボーっと授業は聞いていたが、ノートを終わり際に急いで纏めた。
そんなノートだが、自分のノートと一緒に塑羅さんのノートを昨...
――聞いたか?今日転校生が来るらしいぜ
――どんな奴だろうな?
教室で男子達がそう話しているのを見て、
――転校生、今日来るみたいだね
――そうね…どういう人かな
私と塑羅さんは、そう言葉を交わした。
すると教室の扉がガラリ、と開いて大ババ様が来た。
――座れ、皆の者
――はー...
それから三日後、その人が言う学校が始まった。
紙には名前が書いてあり、自分の名前が書いてある教室へ行く。
教室に入ると、私と同じ年代の子が沢山いた。
――わぁ…
私みたいな子がこんなに居るんだ、と思った。
自分の席に座り、辺りを見渡す。
知らない子が沢山…でも、不思...
その日の午後は教会へ行った。
誰もいない教会。
私は上を見上げる。
――…月夜
御免ね。私がしっかりしなきゃいけなかったのに。
目を離して御免ね。
月夜、きっと痛かったよね。苦しかったよね。
――…神様。
どうか月夜を楽にさせてください。
私にどうか罰を。
...
玲「―――…後は皆が知ってる通り。私の話はこれで終わりだよ」
玲がそう話を区切る。
しばしの沈黙後、一人がその沈黙を破るかのように話しだした。
星姫「では次は私が話しましょう」
いつもと変わらない笑顔で。
しかし言葉は慎重に。
星姫「私の話は少し玲先輩と似ているんですけど―――...