機霊戦記 第二話 黄金の女神(後)
- カテゴリ: 自作小説
- 2016/08/09 21:15:39
島都市(コロニア)の住環境は、人間にとって完璧であるように調整されている。 森林。平野。川。湖。田園。そして街。自然と都会が絶妙の割合で融和した理想郷だ。空気組成は日々ナノ単位で調整され、天候、気温は完全管理。 でも、帝都フライアは。「人口三十万人……」 島...
島都市(コロニア)の住環境は、人間にとって完璧であるように調整されている。 森林。平野。川。湖。田園。そして街。自然と都会が絶妙の割合で融和した理想郷だ。空気組成は日々ナノ単位で調整され、天候、気温は完全管理。 でも、帝都フライアは。「人口三十万人……」 島...
天は青く。どこまでも蒼く。 昇るにつれて、どんどん色濃く紫紺になっていく。 皇帝機アルゲントラウムが展開する空調維持結界が、真空の空間とこすれてきんきん音をたてる。 背から黄金の翼を生やし、女神と手をつないで飛んでいる僕の下。 はるか眼下にある大島都市(メガコロニア)フライアはいまや遠く。フロリア...
女の子は立ち上がるや、コマンドを唱えて背負っている機霊を広げた。 左右に大きく広がる金属の翼。 うわ……でかっ。
「なんと、アホウドリサイズか?」「ひい?!」「これはでかすぎますな」
脇に居並ぶ廷臣たちが軒並み、あちゃあと途方にくれる。 僕はこの不恰好な大きさにさらに...
某サイトの漫画原作コンテストに出そうと思って一話目を書いてみました。 応募規定は4万字ほどが推奨、コミック一冊分ほどの文量なのですが、 完成させてサイトに更新できるか、はなはだ微妙なことになっています。 少年漫画ってどんな感じが受けるのかなぁと考えて書いてみたので、 私の好みからはかなり外れてい...
冷や汗だらだら耳へたり気味で訴えたら、奥さんはにっこり。
ちょっと小首をかしげて微笑んでくれた。
「あら、私はね、料理人さんのごはんを食べてみたいって思ってますよ。おいしそうですものねえ。ピピさんのおさんどんも、時々頼もうかしら。帰塔が楽しみです」
ああああもうっ。奥さんてば、ほんと女神だ。...