アスパシオンの弟子終歌3 秘恋歌(後編)
- カテゴリ: 自作小説
- 2016/03/23 18:08:37
「お師匠さま、スメルニアの使節との会談終わりました。そろそろ帰りますよ」
ふわぁあ。よく寝た。おっはよー、弟子。
「おはようじゃないです。マジメに会談に出てくださいよ!」
ごめんごめん。でも優秀な赤毛ちゃんたちがみーんなやってくれちゃうからね。
ああ、それにしても。
「うううう。ぺぺぇ&h...
「お師匠さま、スメルニアの使節との会談終わりました。そろそろ帰りますよ」
ふわぁあ。よく寝た。おっはよー、弟子。
「おはようじゃないです。マジメに会談に出てくださいよ!」
ごめんごめん。でも優秀な赤毛ちゃんたちがみーんなやってくれちゃうからね。
ああ、それにしても。
「うううう。ぺぺぇ&h...
今回はアイダさんと、ナゾの人物視点のお話です。
ひと目見ればそれと分かりぬ
その子がそうだと魂が気づく
心をば焦がす恋の炎
その身をば焦がす聖なる炎
灰と成り果てしその身こそ、
肺を潰した死に子の寝床
とこしえの波が両の腕
とわに揺れる水の揺り籠
泣いて沈みし眠りの子
名...
ただちに地下の封印所から、トルの姉君が出されたのはいうまでもない。
生命維持カプセルごと封印されていたエリシア姫を、俺たちはこの潜みの塔へ搬送した。
脳死状態になっているエリシア姫を救うべく、今も治療は続いている。
トルとサクラコさんは姉君のことが心配なので、ジャルデ陛下の客人としてエティ...
「……えっと」
たっぷり数分、みな言葉を失っていた。
静寂を破ったのは我が師。その声でハッと俺たちは我にかえった。
ぼりぼり銀髪のカツラをかいて、我が師はみんなに同意を求めた。
「えっと、これって……人畜無害だよな?」
一斉に...
使い魔は寺院に連れて行ってよい。
長老トリトニウスの許可を受けて、トルがおのれも小動物に変えてくれと訴えると。
「そんじゃ俺も! 俺も変身したい!」
エティア王がはいはいと手を挙げて割り込んできた。
「おいおい、俺、王様を二人も護衛できる自信ないぞ」
「固いこと言うなよ、おじい。俺様の騎...