Nicotto Town


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ま、お茶でもどうぞ


日々感じたことを書いています。
なんとなく、徒然草。

モンスターハンター  騎士の証明~90

【遺して往く、想いは・3】

「どうかちたんでしゅか?」
 談話室の入り口で、ひょこっと小さな顔がのぞいた。ボルトはぎょっとして、慌ててごつい顔に笑みをつくる。
「ア、アンデルセン! なんでもないのよ、へーきへーき。……おら、ブルース、出るぞ!」
 さすがにアンデルセンに...

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モンスターハンター  騎士の証明~89

【遺して往く、想いは・2】

「アンデルセン、おいちいかい?」
「あい!」
 窓から入ってくる日差しは、砂漠の地とは思えぬほど柔らかい。患者がリラックスできるように、観葉植物の配置まであらゆる配慮がなされているそこは、ハンターズギルドが運営する医療施設だった。
 その談話室で、大男と愛らしい白いアイ...

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モンスターハンター  騎士の証明~88

【遺して往(ゆ)く、想いは・1】

 アルバトリオンにまつわる伝承の類は一切ない。それだけ人類の歴史において目撃数が少ないことの表れであり、姿を見て生きて帰ってきたものもまた、ごくわずかだからである。
 逆巻く鱗に覆われた姿は闇のようであり、また光のようであると、大昔の書士隊の手記は語る。
 ある古...

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モンスターハンター  騎士の証明~87

【アルバトリオン】

 何かが存在する、とギルドマスターが断言しても、誰も異を唱えなかった。それは、この世界に生きる者の常識として頭に染みついているからだ。
 モンスター。大自然の具現者ともいえる彼らは、時に、人知を超えた力で自然現象をも操る。
 たとえば、南方の火山帯に暮らす火の国の一族は、常に活...

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モンスターハンター  騎士の証明~86

【新たな胎動】

「ふうむ……なるほどねぇ」
 ロックラックギルド本部。街のにぎわいもやや治まりを見せた深夜、ギルドマスターの老人は執務机の上で足をぶらぶらさせながら、ロジャー達を前に報告書の束を読んでいた。
「好しと悪しが半々、てところですねぇ」
 ロジャーをはじめ、ボ...

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