アスパシオンの弟子74 魔人団(前編)
- カテゴリ: 自作小説
- 2015/12/04 11:55:05
『うわあ弟子、これなに?』 あ……お師匠さま……だ。 なんで、ここに? あ、これは……夢、か? 黒い衣の我が師はにこにこ。なんだかとっても上機嫌だ。 『でっけえ! すげえでっけえ! てかこれ、みたことある!』 ...
『うわあ弟子、これなに?』 あ……お師匠さま……だ。 なんで、ここに? あ、これは……夢、か? 黒い衣の我が師はにこにこ。なんだかとっても上機嫌だ。 『でっけえ! すげえでっけえ! てかこれ、みたことある!』 ...
さんさんと降り注ぐ木漏れ日の下。 うわあ! と娘が大きな目を見開いて、切り株の上を眺める。 赤毛の青年は狂喜する娘を膝に乗せ、ぐりぐりとその金髪の頭を撫でた。 「どーだ? すごいだろ? 池で魚を釣ったんだ」 『釣ったのは私です。波動で発破をかけました』 切り株のそばに置かれた青年のリュックの...
暖かい木漏れ日が、大きな枝の間から降り注いでいる。 さんさんと眩しい光を腕で遮り、赤毛の青年はのんびりとあくびをかまして身を起こした。 オルキスの森はエティアの南西部にあり、冬でもとても暖かい。常緑樹が多く、草地には花が咲いている。枝葉大きい巨木は雨露をしのげる格好の屋根だ。青年は草地の...
天井が高い石造りの屋敷の一室。 庭園に面する壁に一面はまっているのは、ギヤマンの窓。優美な唐草模様の鉄の窓枠が、まるで額縁のように外の情景を切り取っている。 窓が映す睡蓮池の水がばしゃんと跳ねて、白鳥が数羽、空の彼方へ飛び立っていく。 冬が始まり、池はすでに半分凍っている。ぬるい水と...
ふああああ! シンクロ率回復! 漢字変換再起動! ああ、力が。力がみなぎってきます。 そう……私。私は、変わったんです。 ウサギのペペさんに出会って、変わったんです。 前にすすむことを、知ったんです。 だからもう、石を投げられても逃げださない! と思います。た、たぶん&...