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Sian

アスパシオンの弟子63 大鍛冶師(前編)

 師に捧げる歴史書第七巻 樹海王国の滅亡の章――『かくしてエリシア・プトリを娶ったカイヤート・シュラメリシュ第十一代樹海王国国王陛下は、樹海の地に善政を敷きました。 じわじわ国土を覆っていく樹海。遊牧を邪魔する密林を伐採するのではなく、財産であるとみなし。樹海王国の民は樹木と共に生きるべしとし。林...

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アスパシオンの弟子62 奇跡 (後編)

「分魂法も灰色の技で可能です」  悩む俺を助けてくれたのは、秀才のソートくんだった。 「ルファの義眼の禁じ手の機能、〈破壊の目〉は魂を吸い込みます。その出力を調整すれば、魂を完全には吸い込まなくなります。それで分魂と同じ効果を得られるかと」   ソートくんは涼しい顔で赤い義眼をいくつか、自分の机の引...

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アスパシオンの弟子62 奇跡(前編)

 緑の道 ひかりの道  花の輪くぐって いきましょう  灰の道 はての道  泉をこえて いきましょう
 かわいらしい歌声が城の中庭から聞こえてくる。  まるで幼女のようなたどたどしい歌い方。緑の木々がこんもり植わっている庭で、赤毛の女性がしゃがみこみ、花園の花を摘んでいる。  ソートくんが気...

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アスパシオンの弟子61 灰色の滅亡(後編)

 八番島に集積されてた古い記録をほっくり返すと。 太古の昔、神獣の時代以前は、灰色の技は「魔力がない落ちこぼれが覚える技」とみなされていたのが分かった。噴煙の寺院は、特に水鏡の地に住むメニスたちからはあからさまに「収容所」扱いされてたらしい。 メニスが司る癒しの白の技と、人間が編み出した呪術主体の...

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アスパシオンの弟子61 灰色の滅亡(前編)

『神聖暦7126年に、僕は未来のメキド、すなわち樹海王国から城をいただきました。  それでようやく天に浮かぶヘイデン、八番島から降りる決心がついたのです。  こっそり島生活はかなり居心地良くて、サナダさんが退島するときに服従の首輪を外してもらったにもかかわらず、僕はアイダさんと何百年もの永い間、島に...

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