Nicotto Town


ま、お茶でもどうぞ


日々感じたことを書いています。
なんとなく、徒然草。

モンスターハンター  騎士の証明~22

【轟竜の墓】 荒涼とした岩と乾いた大地が広がる先に、冠雪を戴く青い峰が連なっている。
 酒場での夜が明けてすぐ、ロジャーとボルトはエルドラ公国首都郊外の砂礫地帯を訪れていた。目的は、この近辺に出没するという、ハプルボッカとティガレックス、ディアブロス亜種を退治することである。
 明日、ユッカとショウ...

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モンスターハンター  騎士の証明~21

【走れ! ランマル】「で、仕事って? 詳しい説明聞こか」 
 気を取り直したショウコが、やや椅子にふんぞり返って言った。ロジャーが持参した地図を広げようとしたので、慌ててユッカがテーブルの上の料理を脇に寄せた。
「君達には、この地域で出没する大型モンスターの連続狩猟を依頼したい。ハプルボッカ、ベリオ...

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モンスターハンター  騎士の証明~20

【破壊の一閃と迅雷の竜姫】

 「それで? あんた、どんだけのモンスターを討伐依頼するつもりなんだ?」
 ボルトが尋ねた。ジルは、気を取り直して面を上げた。
「先ほど申し上げたモンスターを、8体。いずれも凶悪極まりないものばかりだが――、お願いできるだろうか?」
「8体ですか。少し多いです...

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モンスターハンター  騎士の証明~19

【公国の若将軍2】

 「――くそっ!」
 謁見の間から出てしばらく廊下を歩いた後、忌々しげにボルトが自分の手のひらに拳を打ちつけた。
「なんなんだ、あの大臣といい、国王といい! まったくこっちの話を聞きやしねえ。どさくさにまぎれて、こっちの交渉を打ち切りやがった。これじゃ仕事ができねえっての――お...

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モンスターハンター  騎士の証明~18

【公国の若将軍】

 しかし、ロジャーが本題に踏みこむことはできなかった。彼が口を開いたその瞬間、出入り口の方から慌ただしい靴音が聞こえてきたからである。
「お待ちを! 今はまだ、陛下は謁見中です!」
「火急の報せだ! そこをどけ!」
 張りのある男の声は、侵入を止めようとする兵士を押しのけ、大股で...

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