Nicotto Town




【小説】 真夏の告白 その③ 高校生活


「きゃはははっ!見た!見た!昨日のTV。」私はパルちゃんと昨日のTVの話で盛り上がっていた。「あそこで、あの歌い方はないよねw」そこに吉岡君が来て、私の顔をじっと見た。「なに?吉岡君?」「岩崎さんって、よく笑うなって思って。」「そうそう、美桜は、はしがころがっても笑うよ。」パルちゃんがそう言った。...

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【小説】 真夏の告白 その② 高校入学


高校の入学式『新入生は自分のクラスを確認して、一旦、自分のクラスの教室に集まってください。』私はクラス発表の掲示板を見た。私は、1年5組だった。誰か知っている人がいるかなって私はクラスの名簿を下の方まで見た。すると、下の方に【吉岡陽斗】って名前があった。同じ高校だったんだ!しかも同じクラス!!気ま...

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【小説】 真夏の告白 その① 告白


ミーン ミーンせみの鳴き声がする夏の日。ここは中学校の裏庭。人はあまり来ない校舎の裏にある狭いスペース。たまに私のように告白する人がいるくらいかな。
私は岩崎美桜(いわさきみお)中学3年生。おとなしい方だと思う。目立って可愛い訳でもない。平凡でつまらない女の子だ。そんな私が一大決心をした一学期の終...

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【小説】初恋 その⑩ しずくの卒業式


――――卒業式
校庭の早咲きの桜が満開だった。
仰げば尊し~♪
「卒業証書授与!」
――――校庭
「卒業式おわっちゃたね。」私達6人、私・麻美・幸ちゃん・ノン・よしえ・美紀たんは、校庭で集まっていた。「帰りますか?」ノンが声をかけた。「6組の前の廊下、寄って帰りたいな...」私がつぶやいた。「そう...

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【小説】初恋 その⑨ 受験一色


修学旅行も文化祭も体育祭も終わり、受験一色になった。
――――放課後
それでも、私たちのグループも中山君たちのグループも、下校時刻ぎりぎりまで、学校に残っていた。今思えば、塾とか受験勉強しなくてよかったのかな?相変わらず、中山君は「島田の奥さ~~~ん!」て、私のことを呼んでくる。からかわれていても...

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