モンスターハンター 勇気の証明~三章0-3
- カテゴリ: 自作小説
- 2011/07/09 10:20:47
結【ユッカと狩人】
その晩、ユッカたちは久しぶりに家族全員でシシ鍋を囲んだ。
牙獣ファンゴの肉は野生の臭みがあるが、酒と調味料で濃く味付けると、クセは極上の味わいと香りを醸し出す。
野生のモンスターの肉は、行商人が持ってくるか、ハンターたちが狩ってこないと集落に流通しない。
家畜では味わえない高級...
日々感じたことを書いています。
なんとなく、徒然草。
結【ユッカと狩人】
その晩、ユッカたちは久しぶりに家族全員でシシ鍋を囲んだ。
牙獣ファンゴの肉は野生の臭みがあるが、酒と調味料で濃く味付けると、クセは極上の味わいと香りを醸し出す。
野生のモンスターの肉は、行商人が持ってくるか、ハンターたちが狩ってこないと集落に流通しない。
家畜では味わえない高級...
承前【ユッカと狩人】
「ユクモよいとこ、一度はおいで~」
饅頭作りがひと段落したところで、どこからともなくチャらい男の歌声が聞こえてきた。
いかにも軽々しい歌い方だが、元が低めの美声なので、それなりに上手く聞こえる。
「入れば白肌もっちもち~。男もスタミナ抜群だ~。共に入れば恋の花咲く~お嬢さん、...
【ユッカと狩人】
ユクモ良いとこ、一度はおいで~。
お山のお湯は美人の湯~。入れば白肌もっちもち~。
男もスタミナ抜群だ~。
「スタミナ抜群だ~…のあと、なんだっけ?」
「ユッカ! 次、これお願いね! あと、その歌はあんまり大声で歌うもんじゃないよ」
「は~い、お母さん」
饅頭を蒸...
篠突く雨の晩は、好きじゃない。
「小料理かっぱ」の女将そらは、溜息をついて戸口を眺めやった。
扉の前にあるレジカウンターで、ペットのアルパカが暇そうにあくびをしている。
水が命の河童族とはいえ、雨降りの夜は外には出ない。頭の皿にしつこく雨粒が当たると痛いのだ。
こんな日は、客足も遠のく。い...
千文字で文章力とストーリー力をみがく場所。
今回のお題は、「昔話のその後」です。
みんなが知ってる昔話のラストからその後を、千文字以内で書いてみます。
文体、内容、ジャンル(雰囲気)は自由です。
イカズチさん、アイデア提供ありがとうございました^^
※注意点
このお題は、すでにプロの作家...