人魚の娘の物語(上)
- カテゴリ: 自作小説
- 2016/03/28 23:25:05
「人魚の娘の物語」
人間の足がほしい、人魚の娘はそう言いました。
すると深海に住む傷のついた真珠の目の魔女はこう言いました。
お前の綺麗な声と引き換えなら、かまわないよ。ですが、数日して人魚の娘は声を返してほしい、と再びやってきたのです。
深海の魔女はにこりと微笑んでこう囁きました。
それならばこの...
バレーナさんはこんな人 ⇒ http://www.nicotto.jp/event/july2013/sunkenship_prologue.html
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「人魚の娘の物語」
人間の足がほしい、人魚の娘はそう言いました。
すると深海に住む傷のついた真珠の目の魔女はこう言いました。
お前の綺麗な声と引き換えなら、かまわないよ。ですが、数日して人魚の娘は声を返してほしい、と再びやってきたのです。
深海の魔女はにこりと微笑んでこう囁きました。
それならばこの...
シャルロッテ「あ~…やっぱり素敵だわ~…」
カタリナ「その貝殻がそんなに素敵?」
シャルロッテ「ううん、コッチの話~…。」
カタリナ「なによそれ、最近ほんと上の空よね。」
シャルロッテ「そうかしら?」
カタリナ「ここ一週間ずっとそうよ。」
シャルロッテ「そん...
アイザック「さようなら…愛しいシャルロッテ。」---カタリナ「ね…言ったとおりでしょ。」
シャルロッテ「…。」
カタリナ「あなたは騙されてたの。だから、あなたは悪くないのよ…悪いのは、あの人間…だから。」
シャルロッテ「王子様は...
Melancholy Christmas
窓の外は雪。
今日はクリスマスイブ、街中が無駄に輝く。
意味もないほどにイルミネーションで着飾る。空は雪雲。
厚い雪雲が空を覆い、星明りも、月明かりも見えない。
かわりに街の明かりをスクリーンの様に映してオレンジ色にぼぅっと光っている。「今年は&helli...
ふ、と何かが気になって
うつむいていた自分の顔をあげた。
目の前に黒い”何か”が立っていた。
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なんとなくこんな文章が頭に浮かびました。
僕の妄想はこんなことから始まります。
黒い何かが一体何なのか、を考え続けるだけの妄想。
影?悪魔?死神?大きな...