【小説】先生を好きになってもいいですか? その⑱
- カテゴリ: 自作小説
- 2025/04/27 00:17:04
美鈴の家
美鈴のお母さんが出迎えてくれた。私は、水原先生を紹介した。「おばさま、こちら、世界史の先生で、水原先生って言います。」水原先生が美鈴を妊娠させた相手と思って、取り乱された。「あなたなの!?うちの娘を妊娠させたのは!!」私は慌てて、誤解をといた。「おばさま、違います!美鈴に伝えなくてはいけ...
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美鈴の家
美鈴のお母さんが出迎えてくれた。私は、水原先生を紹介した。「おばさま、こちら、世界史の先生で、水原先生って言います。」水原先生が美鈴を妊娠させた相手と思って、取り乱された。「あなたなの!?うちの娘を妊娠させたのは!!」私は慌てて、誤解をといた。「おばさま、違います!美鈴に伝えなくてはいけ...
社会科準備室
「珈琲でも、飲んで落ち着け。」水原先生は、珈琲を入れてくれた。「ありがとうございます。」
「で?どうしたんだ?」「先生は、美鈴が一週間、学校を休んでいるのをご存じですか?」「いや...」「コロナだって聞いていたんだすが、LINEしても、なにか隠しているようで、心配だったから、私、美鈴...
学校のテニスコート
私は大声で三上先生を呼んだ!「三上先生!!」三上先生は、私の様子にただ事ではないことを感じて来てくれた。私は三上先生の手をひっぱって、人のいないところまで連れて行った。
「三上先生は、どうして美鈴が休んでいるのか知ってますか!?」「美鈴は妊娠してるんです!」
三上先生は、相当ビ...
10月
美鈴が一週間、学校を休んだ。LINEしても、理由をはっきり言わない美鈴。心配になった私は、美鈴に会いに行った。美鈴のお母さんが美鈴の部屋に通してくれた。「ママ、望とふたりにして...」そこには、やつれて憔悴した姿の美鈴がいた。私は、びっくりしてしまった。「どうしたの!?美鈴!!」美鈴は泣き...
二学期
私は放課後、社会科準備室に行った。
コンコン
「失礼します。」
部屋の中には、水原先生だけだった。ラッキー♡「おっ、井上、どうしたんだい?」水原先生は、教材の整理をしていたみたいで、両手いっぱいに本やプリントを持っていた。
まだ暑さの残る9月夕陽が赤い影を落とす。
私は勇気を振り絞って告白...