Nicotto Town


メルカッツ提督苺


メルちゃんの脳みそメルトダウン

昔々

お爺さんとお婆さんがおりました。
お爺さんはある日ぽっくり死にました。
お婆さんもまもなくぽっくり死にました。

おしまい。

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古の碑文:後篇

夜も明けきらぬ空の下、城門を叩く伝令の声で静寂は破られた。
『大変です!!多数のアッガスが東の平原から城に向かっております!!』
場内は色めき立ったが、テラスに将軍に付き添われた王女が出てきて
静まり返った。
『皆の者、ジャネスの専横により我が父王は殴殺された。全ては父の浅慮から
始まったことではあ...

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古の碑文:中編

観衆の大きな声の中、武闘場に私は残った。
『第一試合、闘士カール対バーバル。はじめ!!』
巨大な檻が出てきた。中から肩の高さが私の背丈よりもある山猫のような
肉食獣が出てきた。激しい唸り声をあげて牙をむき出しにして脅してくる。
『そのバーバルは3日間絶食している。簡単には引き下がらないぞえ』
ジャネ...

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古の碑文:前篇

『あっついなぁ~』
『仕方ないわよ。ここは北回帰線の真ん中で、今は夏の盛りなんだから』
『しかしまぁ、こんな暑い中、グナイゼナウ先生はよくやるよ』
『大きな碑文が出たんだもん。放っておけないでしょ』

私はカール・フォン・クラウゼヴィッツ。一応考古学者のはしくれ。
特技は時代転送とサイコキネシス。普...

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山よ…(後篇)

俺は予定を変更して、佐々木小次郎という俺と同年代の若者と
牛の舌と言う難所に向かった。会社には依頼人が連絡してくれることになった。

山小屋から牛の舌までは2時間の道のりだ。その間に二人で状況を
想定して、それぞれの対処を検討した。
天候が落ち着いていれば日暮れ前には崖を登りきることができる。
そう...

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