俺小説 瀬木根ビオの憂鬱 部活モードin部室の2
- カテゴリ: 自作小説
- 2010/03/31 01:04:43
「今日の部活は料理だ!」
部長がめんどくせぇことを言い出した。
「当然、転校生にも参加してもらう」
「なんでそれが当然なの!?」
瀬木根がつっこんでいたが、僕も同意見である。
しかし、僕はつっこまない。
こいつに「なんで?」は通用しない。
「ていうか、ここは一体何部なの?」
「そんなもの、料...
「今日の部活は料理だ!」
部長がめんどくせぇことを言い出した。
「当然、転校生にも参加してもらう」
「なんでそれが当然なの!?」
瀬木根がつっこんでいたが、僕も同意見である。
しかし、僕はつっこまない。
こいつに「なんで?」は通用しない。
「ていうか、ここは一体何部なの?」
「そんなもの、料...
「おーい、瀬木根ー」
「へんじがない、ただのしかばねのようだ」
「あんたが殺したんだろうが!」
とりあえず、気を失った瀬木根は部室の中に運び、椅子に座らせてみた。
運んだのは僕だが、決して胸を触ったりなどしてはいない。よしんばそうだとしてもわざとではない。
「しかし、割とグラマーだった...
妄想小説。
この一言に限る。
======================================
この部長は話をはぐらかしたり、煙に巻くのが大得意だ。
坂口は何故かこの部長をある程度慕っていて、しかも大雑把な性格をしている。
故に、日頃たまる文句を吐き出すのは必然的に僕だけだ。
な...
昼休みであった。
「ちょっと、あんた」
背後で瀬木根が何やら言っているのを僕はスルーし…
ようとしたら首根っこを捕まえられ、
「痛ぇ!」
「呼んでるのに無視?」
「ああ…僕のことだったの」
「あ、あんた以外に誰がいるのよ」
そう言われればたしかに、こいつは転校初日...
高校入学後、一か月も経てばもはや新鮮味は無くなるもので、五月病とは言えないまでもそれなりの倦怠感というものを徐々に感じるようになった頃だった。
それは不意な出来事だった。
ガラリ、とドアを開け、担任教師が入ってきて、
「おはよう!昨日オーバーワールドのライブ見に行った人いないか?実は先生は大の...