「朝まで起きてたら死ぬんだよ」

母は言った。

私は震え上がり、中学生くらいまで絶対に朝まで起きている事はなかった。

そしてその言葉が私の人生で一番古い記憶だ。

何歳位の頃に言われたのかは全く覚えていない。

多分、死という概念もわからない子供の頃だったが何故か異常に恐怖したのだ。

だから...

>> 続きを読む

はーい、みんな席についてー。ホームルーム始めるぞー。

まずは昨日、田中くんの給食費が盗まれた問題だー。

みんな目を閉じてー。

はい、やった人は正直に手を挙げてくれー。

よし、手を下ろしていいぞー。

次にあくびちゃんのマスクがなくなった問題だー。

60枚入りの箱がついになくなったぞー。
...

>> 続きを読む

今日は病院。

診察券を出したロビー──…

私が呼ばれるのを待っていると一人の女性が近づいてきた。

そう、私の苦手なキャピキャピ女子だ。

彼女の名はさゆり(仮名)別名エリザベスである。

彼女は知らないが周りはみんな彼女のことをエリザベス、略してザベス様…と呼んで...

>> 続きを読む

見てはいけないものを見てしまった。

それは部屋のクローゼットを片付けていた時だ。

見覚えのある一冊のノートが出てきた。

かなり風化している。


私は恐る恐るノートを開いた──…


“あなたが星なら私は月 常にあなたを見守っているの
 あなたが...

>> 続きを読む

焦る父──…
　　現れた男性──…　　　　　　　戸惑う私──…

この冬、全米が震撼したヒューマンストーリー。

coming soon...

じゃなくて、今ですよ今！

最近、父がやたらと私の結婚に焦っています。

そこで父の仕事仲間である男性を私に宛...

>> 続きを読む