────前回までのあらすじ
朝礼中に脳貧血で倒れ 運ばれた僕が目を覚ますと 保健室の麻美先生が 僕の上にのしかかっていた。 そして僕を甘い蜜でからめとり…
第二話 「蜘蛛女(アラクネ)」
…は、始まりません!
でも私はついつい妄想をしてしまう。
今...
────前回までのあらすじ
朝礼中に脳貧血で倒れ 運ばれた僕が目を覚ますと 保健室の麻美先生が 僕の上にのしかかっていた。 そして僕を甘い蜜でからめとり…
第二話 「蜘蛛女(アラクネ)」
…は、始まりません!
でも私はついつい妄想をしてしまう。
今...
気がつくと腹を撫でられていた。
その冷たく細い指先が僕の上半身を直に撫で回している。
その冷たさでパッと目が冷めた。
僕の上にのしかかっていたのは保健室の麻美先生だ。
僕は慌てて起き上がり保健室のベッドから起き上がろうとするが先生は鼻先に指を一本立て「シッ」と一言しゃべり僕を再びベッドに戻...
僕は君を好きになった。
だから決めたんだ。
僕の気持ちを君に伝えようって。
3時に君を呼び出した。
“好きです”
たったこれだけの一言をどうして平気で言えないんだろう。
ああもう、僕の意気地なし。
引き戸が開いて君が入ってきた。3時5分前だ。
僕の心臓は破裂...
今日もいつもの桜並木をウォーキング。
ここ3日の雨で散ったかな?…と思った桜だが未だ悠々と咲き誇っていた。
観光客もちらほらと見られる。
その時だった。私はイヤフォンをつけて音量を大きめにしているのだが明らかに私に話しかけている女の子が目の前にいた。
齢にして20代前半だろう...
トイレットペーパー。
そう、トイレットペーパーだ。
一人暮らしの方はわからないかもしれないがトイレットペーパーは常に戦争である。
そう、誰が次のトイレットペーパーを替えるのかという壮大な戦争だ。
実家住まいでは、誰もが絶対に自分の番に回ってこない様ありとあらゆる作戦をしかけてくる。
代表...