Nicotto Town



 

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再び入ってきた雁にリエドと成人は動揺を見せた。「おい、何やってんだ?」
リエドによる傷口の再生の真っ最中だったからだ。成人はばれないようにリエドの前に出ると、
「交流を深めているというか…」と頭を掻いて誤魔化した。雁は怪しいという目で少し見たあと、テレビの電源をつけた。
すぐに二人の回復は終わ...

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そして先程まで黙っていた蝶乱が口を開く。「それは残念ですね。交渉決裂です」
誰かとまで聞かず、蝶乱は残念そうな顔をした。そしてドレスから包丁を取り出すと、
「今日の晩ご飯は人です。構いませんか?」と雁と氷に確認する。
二人が笑顔で頷くと、蝶乱は一番近くの離鳴に向かって包丁を投げた。
その隙に...

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「アノさんですね」目の前に現れたのは、背が高く、髪が短く、漆黒のドレスを纏っている女性だった。
自分のことを知っているということは悪魔の召喚主である可能性がある。
アノは警戒しながら女性を見つめた。「こちらは蝶乱です」蝶乱と名乗る女性は傅いて挨拶をした。
蝶乱は立ち上がると後ろにいる契と離鳴に...

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意識を取り戻した瞬間頭に物凄い痛みが走る。両手もかなり痛む。
目を向けると、杭で壁に打ち付けられていた。大量の血が壁をつたい、床に流れている。
腰より下が床についているため、手にかかる負担は少なかったようだ。
身体の様子を見てみると、着ていた服は全て脱がされており、バスタオル一枚にくるまってい...

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「…!」今まで眠っていたアノが急に目を覚した。嫌な夢を見た。リエドが攫われる夢だ。
床に転がって漫画を読んでいた契と離鳴はアノに視線を向ける。
「…嫌な夢を見た」漆黒の毛皮の中に真剣な眼差しが見える。離鳴は身体を起こした。
それに続いて契も読んでいた漫画を置く。「どんな?」離鳴が興味ありげに聞...

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