ニコッとタウンにログインして、きせかえ仮想生活を楽しもう♪
読んだ本の報告、 気になる本についての質問、 お勧めの本紹介、 好きな本の語り合い、 お互いの読書生活の様子 etc. スレが一杯になったので、新しいスレを立てました♪
柳広司さんの「百万のマルコ」を読みました。
ジョーカーゲームを読んでから他の作品も気になって買ったものの読めてなかったので、引っ張り出してきました。
これは戯曲、特にシェイクスピアあたりが好きな方なら刺さりそうな作品だなと思いました。舞台は恐らく13世紀、イタリアにあるジェノヴァの牢中で捕虜となった者達の雑談をまとめたもの。とだけ言うと退屈そうに聞こえますが、そこは作者の見せ所で会話のテンポの良さや1話1話のオチが綺麗でさすがの文才に惚れ惚れしました。シェイクスピア世代の戯曲をリスペクトした構成、言い回しなのかなと勝手に思ってるんですが、真実はどうなんでしょう?
あと個人的には登場人物がマルコポーロとかフビライハンとか実在した偉人が出てきたのが最高でした。高校で世界史をとっていた私は世界史の教科書を久しぶりに開きたくなってうずうずしました。世界史をもう1回勉強したい…
浅田次郎の「壬生義士伝」みたいに、いろんなひとの証言で事件を色んな角度から見せていくという手法ですが、最後に、パズルが見事にかみあって、伏線の回収がお見事としか言いようがないです。
映画やドラマになる前に活字で読んだほうがいいです。
★★★★
オーストリアアルプスを背景に、親が早く死んで親戚の農場で暴力を振るわれながら働かされた少年が、ロープウェイ建設の現場で働き、宿屋の娘に恋して、結婚したらまもなく雪崩で、新妻が亡くなり、戦争でロシアで何年も抑留生活、アルプスのガイドをしたりして、20世紀を生きてきた男の一生のお話。映画化されて話題に。日本だったら、高倉健さんが北アルプスを舞台にお芝居するようなお話。泣けます!!
★★★★
物語は応仁の乱が始まる寸前の百姓たちの土一揆をテーマにしたもの。浪人で、貧民、社会の低層者、農民などの雰囲気を汲み取って一揆の指導者になっていく男とアウトロー上がりで市中の警護職の男を両脇に、その2人に縁のできた棒術つかいの若者が絡み合う群像劇。すごく面白い。
ストークスの児童文学、ってことになっているんだろうな、でも、小中学生じゃ読めても理解できないだろうけど。
日本じゃとっても珍しい自閉症スペクトラムの少年を主人公にした児童文学。アメリカじゃこの手の障害児を扱った児童文学はかなり多い。
日本で翻訳されてるのは、「真夜中に犬に起こったこと」くらいか。「フォレスト・ガンプ」もはいるかも。
もう10年くらい前に英語で読んだんだけど、あまり分からなかった。翻訳が出たと言うので、図書館で借りてきて読んでる。英語で読んだときにどこでミスったか、読み込みができなかったか、よ~く分かる。
お勉強になりすぎて、ページが全然進まない、というかはやく読んじゃおうという気がそもそもないから。
冬休みは長期貸出なんで、ゆっくり楽しむ、時々ペーパーバックスを出してきて、比べながら「検討する」。「読む」じゃないてね。
この手のものは「夜と霧」が長いこと有名でしたけど、今ではこれが一番詳しくて、記録としても価値があると言われています。「夜と霧」ではかなり曖昧になっていたことがとても詳細に出てきます。
これは収容所でドイツ兵がいなくなってからのあとの話もでてきます。淡々と書かれているので、映像化したらかなり凄惨な部分も、まあなんとか読めます。この続編「休戦」は、故郷のイタリアまで変える話です。
Netflix映画で、ジョージ・クリーニ‐の監督・主演「ミッドナイト・スカイ」の原作です。
世界が住めなくなって、みんな地球外に脱出してしまい、極地の天文台に老天文学者が一人残っている。一人のはずなのに、その天文台に小さな女の子が一人見つかり、共同生活に。同じ頃、惑星探査に出かけた宇宙船が地球への機関の途上にある。
地球に連絡をとるも反応なし。地球が大変なのことになったとも知らないで、そのまま帰ってくる。その中のひとりは、天文学者の別れた妻と娘のうと大きくなった娘。
Netflixやってなくても、おおまかなあらすじ、YouTubeで見れます。
かなりの感動作。
★★★
最近の「ブラタモリ」のことは出てきません。民放の人だから、NHKのことは情報がないのかも。
残念なことは、料理の方もタモリさんはすごく達人だといわれているし、ネットにはタモリさんのレシピが色々でているんですが、その話は一切出てきません。でも、読みやすくて時間が潰れます。
一緒に、祖国をめざす捕虜仲間がユニークなキャラがぞろぞろいて、戦争よりもそのキャラが面白い。映画化されて、「遥かな帰郷」というタイトルで、今Amzon Primeで見れます、というか見れるようです。まだ見てません。★★★
原題は、「The Institut」(研究所)、アメリカでは年間80万くらいの子どもが行方不明になっているのだそうで、そういう子どもの中でも特別な能力のある子を誘拐してきて、訓練して極秘の暗殺に従事させたりというそういう施設から逃げ出す話で、「約束のネバーランド」にも少し似ています。ラストは、かなり派手なアクションシーンが続きます。映画化ねらっているかも。
★★★★
宮部みゆきの「ブレイブストーリィ」とよく似ています。子どもたちが現実で出会ったとても困難な問題を、別の世界の中で解決して、それを現実に持ち帰るというお話です。「かがみの孤城」ではそれが7人と数が増えている上に、二段三段四段と、ミステリのどんでん返しが中盤から最期まで続いて、最後の最後のページまで、圧倒されます。謎解きの中に、予想もしなかったようなひねりが加わっていて、心が震えます。
★★★★
ベットに寝たきりで、目の動きで会話してた主人公も車椅子で、自分でパソコンで検索もできますし、こんな自分が結婚して幸せにしてやれるだろうかと悩んでいたアメリア・サックスとは結婚して一緒に住んでいるし。
幸せになっちゃったんですよね。作家もシリーズは爆売れで、作風もパターン化してます。
★★
マーダーボットは、殺人ロボットという意味ですが、人間並みのAIを備えた警備ロボットです。自分のことを「弊機」といいます。読み終えると、心がほんわかしてくるような作品でした。女性作家ってこともあるんですけどね。
競馬ではあるんですが、フィールドではなく野外の耐久レース。
馬のマラソンみたいなものです。60kmとか80kmとか。それに出場する小さな少女のお話。
かなりの感動モノ。いじめとか父子家庭、職場のなやみとか絡めて、映画化はされていないようです。
宮本輝の「優駿」に似ています。
SFといっても科学的なというのはありません。日本が東西に分裂、西側は、貴族、平民、奴隷といた納税額に寄る階級社会で、四国が奴隷による生産地区。恋人カップルが、大学を出てこれから社会人というところで、身内の不幸で広島に里帰りした彼女が、西から出られなくなって、東西に引き裂かれたカップルの運命を巡ってお話が進んでいくというもの。かなり後味の悪い物語です。
職場で、セクハラを咎められて針のむしろにっておっさん、定年間近での人。
定年後の生きがい探しで、困ってる人、高齢者のいろんな挫折や壁を扱った連作。
1つ目の話の脇役が、次の話の主人公みたいな感じでつながっていくお話。
PHPからでているものなんで、人生を考える足しにみたいな小説でした。
雰囲気的には、アメリカ海兵隊バンザイみたいな小説なんですが、ハインラインはイギリス人です。
これを多少捻じ曲げて映画化して、総スカンを喰らったポール・バーホーベンって監督は、「ロボコップ」の監督でもあるんですが、オランダ人です。どちらも、アメリカ絶対主義正義じゃ~の人ではありません。
旧訳版をなんどか読んだことがあります。第二次世界大戦が終わって間もない頃の宇宙を舞台にした、人類とバグの戦争の中での、機動兵士の物語。今風に言うと、パワードスーツを着用した海兵隊みたいなものでしょう。
軍隊賛美がね今のような時代になってみると、かなり鼻につきます。
映画化されて、「スターシップトゥルーパーズ」になってますが、映画の方は評判かなり悪いです。最後まで見たことがないんですけど。
これ面白いです。こんなふうになっているというのは、なかなか知り得ない山小屋の裏側は、う~ん、奇々怪々なんですねえ。表紙絵も良いです。これがなんと、あのまかないさんによく似ています。不思議な感じです。
吉玉さんは、noteのサイトでエッセイを連載してます。一部有料記事のようですが、かなり読めます。面白いです。山小屋時代に仕事で知り合って結婚した旦那さんとは離婚したようです。現在は、町田在住だとか。ウェブエッセイには、町田の話も出てきます。よく分かります、僕も町田住んでいたので…