春休みは、どこか一周旅行。
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2015/02/26 08:40:47
年に1,2回は必ず現れるタイプがいます。
「自転車で長距離旅行」という大志を抱いた少年か、無謀な年寄り。
昨日、それと思しき若者が、峠道の自転車止めのバリケードに引っかかって、
大きな荷物と奮闘していました。
一目見ると、表情の割と乏しい不愛想な若者でしたが、
「日本一周?」と声をかけました。
「違います、四国一周です。」
「四国一周って、ここ紀伊半島やで。」
「明日、フェリーに乗るの」
あ、なるほど。
へんなオバサンに絡まれたと、彼は一瞬、不安に顔をゆがめたのでが、
「ラーメン、食べる?」と聞くと、
仔犬のように尻尾を振って事務所の中についてきました。
お腹へってたのよね~。
鈴ちゃんも交えていろいろ話を聞いていくうちに、
どうも、うちは
日本一周をもくろむ若者たちの「第1日目」にあたるようで、
大阪方面発の自転車旅行者の1日目限界点だということがよくわかりました。
まあ、そんなものか、ざっと100キロくらいです。
わたしもちょっと忙しかったので、
そんなに長くは構ってあげられませんでしたが、
一陣の風のように思わず当たりの景色が変わったように感じます。
学校の休みに、自分の進路を考えながら、
よく計画の練れたプランに沿って、自分の力を試してみる。
若さの特権です。
そういう大人の世界への挑戦の仕方もあるのでしょう。
仕事中だった答弁書の作成半ばでしたが、
わたしたち研究者も、方法こそ違えそういう時代があったものです。
大人になって、学閥や肩書で道のりを計るようになってしまったけど、
ほんとうに目が向いている方向は、
自然科学への憧憬だったはずです。
自転車四国一周途中の彼は、わたしたちが、
忘れてしまいがちな「本来の目的」を、
ペダルをこいで教えに来てくれたように思いました。
歯列矯正が初々しい彼の笑顔は、
大人たちの歪んだ世界観を、すこし治してくれたのかもしれません。
今日はとても良い仕事が出来そうです。
自転車青年は、そのままうちで泊まって
今朝早く、フェリー乗り場にハンドルをきって行きました。
今頃,四国の地に降りたったことでしょう。
良い旅を。
「若い」特権を活かして、いろいろ得てもらいたい青年ですね^^
学校の先生も、警察官も、なるときには志があったのだと思いたいです・・・
井の中の蛙になったときに、志まで腐ってしまうのかもね・・・
どこの場所にいても、客観的に自分を観られるようにありたいです^^;
仏教徒はウォーキングレベル・・・って、
それ「お遍路さん」のことですね。
彼は、2週間の行程を予算2万円で行くんですって。
なんだかねー、それにほだされちゃって。
畑に行って夏みかんとか、きんかんとか、採れるだけとって持たせてあげたんですが、
ほかにもおにぎり、おかず、菓子パン、おやつ、ビール・・・
考えればすごい荷物になっていましたが、
まあ、今日はフェリーだし・・・いいよね。
船の中で食っちゃえば、荷物にもならないよね。
あ、持たせていい量だったんだろうか・・・
不安になってきました。
「イロは黒なる足太る~」(ご存じないでしょうが、貝殻節という曲で)
やりましたねー、
わたしも若いころは、青春18きっぷで日本全国「乗り鉄」子でした。
現地で化石や鉱山に入って鉱物を採って、
移動は、全部鉄道でした。
あとは、しょっちゅうヒッチハイクをやるもんだから、
さすがにそれは親に怒られました。
でも、当時のトラック野郎は良い人たちばっかりで、
乗り換えなんかも、違法無線で帰り便を探してくれたりしていました。
あー、あのトラック野郎のオジサンたち、
もうクソジジイになったんだろーなー。
それはそれは美味しそうに、シーフードヌードルを食べていましたよ。
鈴ちゃんからは、ジュースとか買ってもらって、
翌日の弁当も持たせてあげました。
わたしたちは子供がいないので、
あれくらいの歳の人を見ると、
つい息子か娘のように思ってしまうのです。
考えれば、弱いところを突いてくるよな~~~。
『仏教徒って四国くらいウォーキングレベル』って聞いた記憶が…
自転車で旅!
私も自転車のるけれど、
自転車で旅とは考えられないほどだからなぁ・・・
あの植村直己も徒歩での日本縦断が最初の冒険でした
私も実現はしなかったけど、計画を立ててました
ユースホステルと国鉄周遊券や18キップとヒッチハイクで貧乏旅行してた時も
若者の旅人に優しい地元の人たちが多くいました
泊まってけ!とアイヌの村の木彫り屋さんでお土産売り場で連泊したことがあります
夏は昆布取りのアルバイト、馬、牧場など計画に無かった出会いがあり
何らかの人生での影響を受けていると思います
旅は良いですね!
はなこさんも、そうでしたでしょうか?
その若者もこの旅ではなこさんと鈴さんは忘れられない人になったことでしょうね
大志を抱いた若者などは応援してあげたくなりますし
こちらも何か教えられるものがありますね^^