Nicotto Town



怖いけどジャズヴォーカルに近づいてみる


歌舞伎に関しても無知だが、ジャズヴォーカルよりはマシだと思う。
ジャズヴォーカル、特に女性ヴォーカルの世界って、
煮詰まりすぎたマニアが行き着く極北の終着駅みたいな印象なんです。

『ジャズ批評』77号と78号の女性シンガー大百科には、
総勢750人!ほどの女性ヴォーカルがズラリと並ぶ。
知ってる名前を探すだけで一苦労する大著です。

そりゃ一応、有名どころの代表作は聴いてるはずなんですが、
ビリーホリディ、カーメンマクレエ、エラ、アニタ、サラ、
ヘレンメリル、……えーと、えーと、他には……?

なぜか持ってるジュリーロンドン。アタシゃ耳が悪いので、
この人とヘレンメリルの声質が似てる気がしてならない。
ジョニジェイムスよりエタジェイムスのほうが好きだしなー。

アメリカンポピュラーミュージックの範疇で鑑賞してるため、
ジャズ的な関心よりもポピュラーの楽しさを味わおうという気分が強い。
シナトラやエルヴィス聴いて楽しいのとほぼ同レベルなんです。

ディートリヒやモンロー、ローレン、バルドーの唄も味があった。
小難しい理屈ぬきに頭カラッポで楽しめる女性ヴォーカル、
そういうのなら数枚買ってもいいかな、と思ってます。

なぜいきなりヴォーカルかといえば、それは、もちろん、そう、
アタシにとって究極のスピーカーが納品されちまったからなんです。
1977年製、ヤニと埃にまみれ、傷も各所に、でも完動品。

とにかく何かけてもホッとする。Hi-Fiとは無縁の音質ですが、
トレーンもベルリンフィルもフリートウッドマックも、
不快感なく穏やかに優しく鳴らす。だから女性ヴォーカルに走ってる。

『ジャズ批評』で寺島靖国がコメントしてる盤だけ探そうかな。
ジャネットブレア、ミンディカーソン、イボンヌデカーロ、
ジョージアギブス、ナンシーハーロウ……一人も知らない。そこが佳い。





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